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家庭内別居を続ける心構え「家事はバイト」「夫は透明人間」

 夫婦関係が冷め切ったのであれば、すぐに離婚してしまえばいい──そう考える人も少なくないだろうが、妻にしてみれば、子供の問題や収入・生活の問題があるため、簡単に離婚に踏み切れず、“家庭内別居”という選択肢を選ぶケースもあるだろう。しかし、好きでもない夫と生活を続けるのは難しいこと。どうにかして、家庭内別居を続けるための意識改革が必要となる。

 例えば、Aさん(43才・主婦)は自分自身を妻ではなく、あえてハウスキーパーだと考えることで、大きな意識改革を遂げたという。

「洗濯や掃除など、“夫のため”と思うと苦でしかたない。だから、ハウスキーパーになったつもりで、感情を交えず、仕事として淡々とやっているんです。毎月、バイト料という名目で生活費から3万円を私の口座に振り込むようにしたんですが、そろそろ150万円を超えるかな。通帳の金額を見るたび、イライラした気持ちもおさまるから不思議です。やっていることは同じなのに(笑い)」(Aさん)

 そんなAさんも、朝食や夕食は家族そろって食卓を囲んでいる。24時間、夫とまったく顔を合わさずに過ごすことは難しい。しかし、そこにも意識変革があるそうで…。

「夫は透明人間だと思って(笑い)、話す時は、“3ない対応”で乗り切ります。夫には“逆らわない”“否定しない”“反論しない”。これに徹してさえいれば、面倒な会話も短くすませられるし、厄介な揉め事にも発展しません」(前出・Aさん)

 口答えや自分の意見はぐっと抑え、ひたすら首を縦にふる。ストレスが溜まりそうだが、透明人間と思えば、そうでもないんだそうな。

※女性セブン2013年2月28日号

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