タレントの岡本夏生さん(46)が、テレビ番組の中で、アイドルグループAKB48の歌について「口パク」と発言し、ネットで大きな話題となっている。

岡本さんは2012年2月14日放送のバラエティ「ブラマヨ衝撃ファイル 世界のコワ〜イ女たち」(TBS系)に出演。番組中盤、AKB48メンバーの河西智美さん(20)がAKBコンサートの舞台裏を話したのだが、そこでちょっとしたハプニングがあった。

スタジオが微妙な空気に……

AKBのライブでは、自分のマイクが番号で決まっているといい、「曲によって番号が変わって、ややこしかったりする」と河西さんが話した瞬間、隣にいた岡本さんが、「口パクだからでしょ!」と突然割って入ってきた。

どのような理屈で口パクと断定したのかは不明だが、岡本さんは満面の笑顔だ。スタジオには微妙な空気が流れた。

しばらくして、河西さんが説明を再開した。以前、前田敦子さん(20)が、マイクの持ち替えが上手くできず、自分がセンターの曲でステージに出られないことがあった。そのときは、高橋みなみさん(20)が代わりに歌って事なきを得たという。司会のブラックマヨネーズ、小杉竜一さんは「ちゃんとたかみなが歌ってくれたから、口パクじゃないんですよ」と岡本さんをなだめていた。

「タブー扱いしてる方がおかしい」

ただ、J-CASTニュースのこれまでの取材では、AKB運営はコンサートなどで、メンバーの声に録音された音源をかぶせることがあると認めている。口パク自体は否定したものの、完全な生歌でないときもあるとしていた。

真相は分からないものの、ネットでは、場合によって口パクに近くなるかぶせについて以前から不満が出ていて、今回の岡本さんのテレビでの発言について、「よく言った」「岡本夏生は怖いものなし」といった声が挙がった。

2ちゃんねるの「地下アイドル(AKB48)(仮)」板でも、

「俺も生歌の方が好きだ 棘のある言い方じゃなかったし気にするほどのことではない」
「これぐらい言える人がいた方が良い タブー扱いしてる方がおかしい」

といった書き込みがあった。ファンもやはり、好きなメンバーの生歌をもっと聴きたいようだ。

一方で、番組に出演していた河西さんは、AKBの中では生歌でも比較的上手に歌えるメンバーとしても知られている。そのため、「なぜよりによって河西が…可哀そう」と同情する声も出ていた。