「室伏さんの母親は生活保護を受けています。室伏さんからの援助は、いっさいないようです」(室伏の母の知人)

ロンドン五輪男子ハンマー投げで銅メダルに輝いた室伏広治選手(37)。アテネ五輪金メダルに続く2度目の快挙に加え、’11年からは中京大学の准教授にも就任している。ところがその裏で、実母のセラフィナさん(62)が生活保護費を受給する生活を送っているというのだ。

「室伏の両親は、彼が中学生のころに離婚しています。妹の由佳さんとともに父親の重信さんに引き取られ、母のセラフィナさんとはほぼ交流がない状態です」(スポーツ紙記者)

室伏の父が住む実家は愛知県みよし市内にあり、セラフィナさんは隣接する豊田市内に住んでいる。セラフィナさんが住んでいる自宅は、室伏の実家から車で10分ほどの距離にあった。建物の共益部分の窓ガラスは割れ、エントランスの屋根にはゴミが散乱していた。セラフィナさんは生活保護費を受給している事実を次のように認めた。

「もう15年になるでしょうか。毎月7万円の支給を受け、そこから1万6千円の家賃を払っています。ルーマニアから日本に来て40年、ここには30年近く住んでいます」

一方、室伏の実家は豪華な一戸建てで、ガレージにはポルシェとレクサスの高級車が並んでいた。実母の状況を、室伏はどう受け止めているのか。所属するミズノに取材を申し込むと本人からのメール返答が届いた。

《私の父、母は、昭和63年2月25日に名古屋地裁にて協議離婚をしております。その際に親権は父に移っております。したがいまして、私と妹が母と何らかの関わり合いを持つ事は、父親に対して重大な裏切りだと認識しております。したがいまして今後も母親と接点を持っていく考えはありません》