放射能汚染と食べること〈2〉 (ちいさい・おおきい・よわい・つよい) 鼻血が出る(2) | 働くママ(SOHO編)

放射能汚染と食べること〈2〉 (ちいさい・おおきい・よわい・つよい) 鼻血が出る(2)

2014年4月30日追記

「美味しんぼ」内での「福島では鼻血が多発」デマから
流れてくる方が多いようですね。
下記の記事をアップしてから2年が経過し
その間に様々な方にお会いし話を伺いました。
鼻血の多発はデマではありません。
放射能との関連性が証明できないだけです。
日本では、小児性甲状腺ガンでさえ認められないのですから、
不可能なことです。

デマとしたい方は当事者でないというだけです。
広島や長崎の被曝後遺症に苦しむ方々がいても、
「俺は何ともないよ」と豪語される方がいます。
だから、人によって真実は異なるのです。
互いにそれを否定しあっても何も進展はないのです。
別世界の異人同士なのだから。


事故直後から、何らかの異常を体験した方が確実に存在し
めったにでない鼻血を出した、それが事実です。
デマとする側には問題があります。
繰り返しますが、証明できないだけです。


「美味しんぼ」問題にすべきは鼻血じゃないよ。
見えない影響があり得るという現実でしょ?



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「お母さん・お父さんのためのこども治療学 連載25」
から一部を転載します。

鼻血が出るー2 原因と手当て

山田 真

(中略)
 このところ、こどもの鼻血を心配するお母さん、お父さんが多いので、個人的にちょっとした調査をしてみました。

 北海道、福島、福岡三県の養護教諭(保健室の先生です)に次のような依頼をしました。
「小学一年生を対象にして、2011年の3月から10月までのあいだに鼻血を出したこどもがどのくらいいたか、調べて教えてください」

 みなさん快く調べてくださったので、その結果を発表します。福岡では612人の一年生のうち159人が鼻血を出していました。26%という高率です。次に北海道では小樽で718人中164人、岩見沢で424人中32人が鼻血を出したということです。同じ北海道といっても、小樽と岩見沢で、ずいぶん差があります。そして福島ですが、相馬地区では77人中8人で10.4%。いわき地区は341人中8人で2.3%、会津地区は499人中16人で3.2%と、とても少ないことがわかりました。

福島で鼻血を出したこともがこんなに少ないというのは意外でしたが、福島のお隣の宮城県の養護教諭は「鼻血を出している子なんか、全然いないよ」といっていましたから、「放射能の強い地域に、鼻血を出す子が増えている」という事実はないようです。



鼻粘膜に付着した放射性物質による鼻血とするならば、
福島などの高汚染地区で具体的な数値が出ないことは
つじつまがあわない。

山田真先生のこれまでの実績とご発言から、私はこの方を信じています。


内部被曝からいのちを守る なぜいま内部被曝問題研究会を結成したのか/旬報社

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内容紹介
内部被曝を軽視することは許されない。 原爆から福島原発事故まで、内部被曝の危険性を訴えてきた研究者・医師による研究成果と福島など被災地で活動をしている市民の報告。いのちを守るため、わたしたちにできることを考える。

著者について
市民と科学者の内部被曝問題研究会
(Association for Citizens and Scientists Concerned about Internal Radiation Exposure:ACSIR)


放射線による内部被曝の人体への影響について
その危険性を社会に訴えてきた研究者が呼びかけ人となった研究会

呼びかけ人
肥田舜太郎(広島で被曝した医師)、岩田歩(市民放射能測定所)、松井英介(放射線医師)、牟田おりえ(姫路独協大学教授)、中須賀徳行(岐阜大学名誉教授)、西尾正道(北海道がんセンター院長)、大石又七(元第五福竜丸乗組員)、澤田昭二(名古屋大学名誉教授)、矢ヶ崎克馬(琉球大学名誉教授)、高橋博子(広島市立大学講師)、山田真(小児科医) ほか