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64才の西川ヘレン 91才の西川きよしの母を「老々介護」

西川きよしの妻でタレントの西川ヘレンさん(64)は、みずからの更年期障害に苦しみながら、実母と義父母3人の介護に追われた。更年期障害のつらい時期を脱するのと前後して、2001年に実母を、2004年に義父を亡くし、多重介護も数字の上だけでは3分の1になった。現在の状況について、ヘレンさんはこう話す。

「以前に比べたら楽になっているのは確かです。でも、91才の義母は日によって認知症の症状が出て、『もう死にたい』といって壁を叩きながら泣いたり、不安定な状態が続いています。

私ども夫婦もすでに65才。気は張っておりますが、まぎれもなく体力は衰えているのを感じています。ですから、老いじたくも決して他人事ではございません。でも、現実には余裕がなくてふたりで話し合うことすらできてないんです。

いまや老々介護になりつつありますが、この介護が続く限り、義母のことしか考えられないのです。言葉をかえれば、義母のおかげといったらいいのか、義母が生きていることで、私たちも元気でいなければ、と奮い立たされています。

老いじたくをするのも、ある程度の年齢になった者の責任だと思いますから、何も考えていないのか、と笑われそうでお恥ずかしい限りですが、『もうしばらくお待ちください』といいたいのです(笑い)」

※女性セブン2011年3月31日・4月7日号

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