韓国人歌手で竹島(韓国名:独島)広報大使である金章勲(キム・ジャンフン)(44)が、俳優ソン・イルグクや大学教授、韓国体育大の学生40人らとともに、竹島までの220キロをリレー形式で泳いで渡るため、13日午前6時に慶尚北道蔚珍(ウルチン)の竹辺港を出発した。複数の韓国メディアが報じた。

 韓国メディアは、「“独島水泳横断”キム・ジャンフン、光復節を迎え、学生らと挑戦」「キム・ジャンフン独島広報に懸命」などと題し、歌手キム・ジャンフンが竹辺港での出征式を終え、竹島に向けて出発したと伝えた。今回のプロジェクトは、(日本統治からの解放記念日である)8月15日の光復節を迎え、独島が私たちの地であるという事実を広く知らせることを趣旨としていると紹介。

 これに先立ち、キム・ジャンフンらは6〜7月にかけて、竹島水泳横断を成功させるために済州島や蔚珍などで4回にわたる訓練を行った。キム・ジャンフンは8月2日、過労とストレスのため緊急入院したが、翌3日にはミニホームページに「倒れてもいつも立ち上がってきたので信じてほしい。独島に太極旗を立て、独立軍愛国歌を歌う」と固い意志を示した。

 一行は55時間をかけて、リレー形式で15日の午後2時、竹島に到着する予定。到着後に記者会見を開き、キム・ジャンフンの「独立軍愛国歌」を合唱するという。(編集担当:李信恵・山口幸治)