ソチ五輪が開催中だが、いまさら人には聞けない冬季競技についての疑問も数多い。たとえば、ジャンプの「K点」とは、何だろうか。
大ジャンプの代名詞であるK点越え。「K点」とは、ジャンプ台の建築基準点のこと。ドイツ語の“Konstruktionspunkt”の頭文字に由来する。
ジャンプ台の斜面に赤色などの線で示され、かつてはそれ以上飛ぶと危ない「極限点」を示していたが、現在は飛距離点を計算する基準点となり、危険度が増すラインは「ヒルサイズ」と呼ばれる。ジャンプ台によって変わるが、ノーマルヒルなら90m前後、ラージヒルなら120m前後に設定される。
※週刊ポスト2014年2月21日号