ライフ

ネトゲで結婚相手見つける“ネトゲ婚”が急増 特にRPGで多い

 mobageやGREEなど、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)上で、他のユーザーと協力しながらプレイする「ソーシャルゲーム」が流行し、爆発的にユーザー数が増えているネットゲームの世界。ユーザー同士のコミュニケーションがゲームの核になっているため、その中で恋愛が発生することも少なくないという。

 最近はネットゲーム内で知り合った男女が結婚する“ネトゲ婚”も増加。今年5月には、成蹊大学経済学部教授の野島美保氏が自身の“ネトゲ婚”を告白して話題になったが、「私の周囲でも何組かゴールインしてますよ」というのは、とあるネットゲーム関係者だ。

「最初は自分の素性を隠していても、ゲームの中で1年以上毎日会話していると、嘘がつけなくなってくるんです。だから、自然に自分がどんな仕事してるのか、何歳なのか等、細かいプロフィールも仲間にバレてしまう(笑い)。特にゲームを進めていくうえでは、助け合いの要素が重要になってくるから、ユーザー同士で『“騎士”が“姫”を守る』ような関係になってくると、恋愛感情も生まれやすいのでしょう」

 こうしてネットゲーム内で恋愛感情が生まれると、連絡先や顔写真をやりとりするようになり現実世界での交際が進み、最後は結婚までいきつく――というのが“ネトゲ婚”のプロセスだが、すべてのネットゲームから現実世界での交際が生まれるわけではないという。前出のネットゲーム関係者が語る。

「特にmobageやGREEなどの大手携帯ソーシャルゲームでは、『出会い系』と一線を画すために、ユーザー同士の連絡先の交換を厳禁しています。ゲーム内でのやりとりから出会い系の事件や薬物の取引などに発展したら大問題ですからね。当人同士しかわからない“暗号”を使って連絡先を伝えようとしても、強力なチェック体制に引っかかり、連絡先の交換は極めて困難といいます」

 では、どういうゲームなら現実世界の恋愛に発展させることができるのか?

「やはり大手SNSの配信する携帯ソーシャルゲームよりは、PCゲームのほうがやりやすいですね。特にRPG(ロール・プレイング・ゲーム)上で一緒のパーティ(仲間)になってる相手と、そのまま恋愛、結婚に至るケースはけっこうあるようですよ」(同前)

関連キーワード

関連記事

トピックス

《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
大阪桐蔭野球部・西谷浩一監督(時事通信フォト)
【甲子園歴代最多勝】西谷浩一監督率いる大阪桐蔭野球部「退部者」が極度に少ないワケ
NEWSポストセブン
がんの種類やステージなど詳細は明かされていない(時事通信フォト)
キャサリン妃、がん公表までに時間を要した背景に「3人の子供を悲しませたくない」という葛藤 ダイアナ妃早逝の過去も影響か
女性セブン
創作キャラのアユミを演じたのは、吉柳咲良(右。画像は公式インスタグラムより)
『ブギウギ』最後まで考察合戦 キーマンの“アユミ”のモデルは「美空ひばり」か「江利チエミ」か、複数の人物像がミックスされた理由
女性セブン
30年来の親友・ヒロミが語る木梨憲武「ノリちゃんはスターっていう自覚がない。そこは昔もいまも変わらない」
30年来の親友・ヒロミが語る木梨憲武「ノリちゃんはスターっていう自覚がない。そこは昔もいまも変わらない」
女性セブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
大谷翔平の通訳・水原一平氏以外にもメジャーリーグ周りでは過去に賭博関連の騒動も
M・ジョーダン、P・ローズ、琴光喜、バド桃田…アスリートはなぜ賭博にハマるのか 元巨人・笠原将生氏が語る「勝負事でしか得られない快楽を求めた」」
女性セブン
”令和の百恵ちゃん”とも呼ばれている河合優実
『不適切にもほどがある!』河合優実は「偏差値68」「父は医師」のエリート 喫煙シーンが自然すぎた理由
NEWSポストセブン
大谷翔平に責任論も噴出(写真/USA TODAY Sports/Aflo)
《会見後も止まらぬ米国内の“大谷責任論”》開幕当日に“急襲”したFBIの狙い、次々と記録を塗り替えるアジア人へのやっかみも
女性セブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン