中国の掲示板サイト虎撲の掲示板に「日本と韓国、中国ではどちらの文化が流行しているか?」というアンケート付きのスレッドが立てられた。結果は「日本文化(クールジャパン)のほうが流行している」という回答が70.7%、「韓国文化(韓流)のほうが流行している」という回答が29.3%だった。

 スレ主は、1990年代にサザンオールスターズやチャゲアンドアスカに親しみ、ドラマ「101回目のプロポーズ」を見ながら育ったという。当時は韓国文化など比較にもならなかったが、いまでは日本の文化はかなり廃れたと主張。一方の韓国のものはいやでも見聞きするようになり、韓国文化のほうが今は強いと主張している。

 スレ主の主張に対して、次のような意見が寄せられた。

・「昔の日本ドラマは良かった。おしん、赤い疑惑、101回目のプロポーズとか。だけど新世紀(2001年以降)に入ってから、特にここ5、6年はずっと下降線だ。日本も韓国ドラマの真似をしているようだし、真似してもおもしろくないから悲惨だ」・「韓国の今の勢いはものすごい」・「韓国の流行音楽、特にダンスユニットは日本に勝っている。でもそのほかでは日本にまだかなわない」

 日本の文化発信力が弱まっている理由については「AKB48の人気が、日本の流行文化の悲劇の根源だ」という意見があった。また、「中国に対する影響力で言えば、韓国のほうが大きい。数年前までは日韓の影響は拮抗していたが、今では日本はアニメだけかろうじて残っているに過ぎない」という意見もあった。

 ただし、“韓流”に反発する意見もあり、「韓国にはフトモモ時代以外、特に注目するものはない」と少女時代を揶揄するコメントがあった。(編集担当:畠山栄)