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脱ゆとり教育で学習塾ニーズ高まる 関連株は株価上昇も期待

 これから「上がる株」は何か。投資情報提供会社「フィスコ」取締役の中村孝也氏が注目しているのは、「ステップ」(東証2部・9795)だという。

 * * *
 脱ゆとり教育の風潮が強まり塾へのニーズが高まるなか、学習塾を展開するステップが株式市場でも存在感を増している。同社は、神奈川県を地盤とする高校受験をメインとし、県下の有名公立進学高校への合格者数ではトップの実績を誇る。高品質な指導に定評があり、生徒数も順調に増加している。

 堅実な経営戦略により2012年9月期も増収増益が予想され、売上高では1995年9月期の上場以来、17期連続の増収。営業利益は12期連続で過去最高を更新する見通しで、収益の安定性は抜群だ。今後も高収益を維持しながら、安定した増収増益基調を続けていくと思われる。

 また、配当についても、配当性向30%を目安にしており、2012年9月期も前期比2円増配となる21円と、5期連続での増配を予定。「配当成長株」としても高く評価できる。株価はきれいな右肩上がりの長期上昇トレンドにあるが、2012年9月期の通期業績は会社計画を上回る公算もありそうで、それを材料に9月に向けて一気に噴き上がる可能性がある。

※マネーポスト2012年夏号

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