住まいの雑学
55
SUUMOジャーナル ピックアップ
2013年3月23日 (土)

全国で相互利用可能になる交通系ICカード、それぞれの特徴を紹介

全国相互利用でますます便利になる交通系ICカード(写真: iStockphoto / thinkstock)
写真: iStockphoto / thinkstock

3月23日より、JR各社や各地の私鉄が展開している交通系ICカード10種が全国で相互利用できるようになる。

これまでもいくつかのカードで相互利用が可能だったが、どのカードでも全国的に利用できるようになったのは初めてのこと。今回のニュースについて、東日本鉄道旅客株式会社の広報室は次のよう話す。

「全国的な相互利用を可能にするために、鉄道各社でシステムや自動改札の改修を行ってきました。これまではカードによって利用できない地域があるなど不便な面がありましたが、今後は快適な移動が可能になると思います」

ところで、この交通系ICカードは、各社でネーミングやデザイン、マスコットキャラに趣向が凝らされており興味深い面がある。JR各社で採用されている5つのカードについて、ここではご紹介しよう。

■Kitaca(JR北海道)
「JR北(キタ)海道のICカード」が名前の由来。エゾモモンガがマスコットキャラクターに採用され、メモ帳やクリアファイルなどのグッズが多数展開されている。

■Suica(JR東日本)
ネーミングは「SUPER URBAN INTELLIGENT CARD」の略称から。また、スイスイ行けるICカードの意味合いも持たせている。マスコットキャラクターはペンギン。ほかにカードのイラストとしてスイカがデザインされている。

■TOICA(JR東海)
「TOKAI IC CARD」の頭文字から命名。マスコットキャラクターは大小2匹のひよこ。名称はついていない。カードのデザインは東海地方の海岸線をイメージしており、「TOICA」と「TOICA定期券」の2タイプがある。

■ICOCA(JR西日本)
関西弁の「行こか」をもじって名付けられた。マスコットキャラクターはカモノハシのイコちゃん。キャッシュレスでチャージができる「SMART ICOCA」や子ども向けの「こどもICOCA」なども展開されている。

■SUGOCA(JR九州)
「SMART URBAN GOING CARD」の略称と、「凄い」の肥筑方言「凄か」にかけた名称になっている。マスコットキャラクターは、カエルくんとその家族や仲間たちなど複数に及ぶ。記念カードが複数展開されているのも特徴。

全国で使用できるとなれば、自分の好きなカードを利用することも可能。私鉄のものを含めるとかなりの数になるため、コレクションしてみるのもいいかもしれない。

前の記事 認可保育園に入れる裏ワザって? 保育情報アドバイザーに聞いた
次の記事 1000万儲かったケースも。じつはおいしい?「立ち退き」事情
SUUMOで住まいを探してみよう