1983年、17歳の夏に地元のディスコでDJの真似事を始めて以来、自分の選んだレコードでお客様に楽しんでもらえるという嬉しさが忘れられず、気付けば人生の大半をDJ活動とレコード掘りに費やし続けて今年で40年。
そして気付けば還暦間近となった今、自身の音楽と共生してきた日々を振り返り、その人生の集大成としてお気に入りのレコードたちとそれらにまつわる思い出のかけらを写真と文章で綴り、書籍としてまとめてみたいなという気持ちが湧き上がってきました。
しかしながら出版物を自費でというのはさすがにハードルが高く、当初はCAMPFIRE・MAKUAKEなどのプラットフォームを通じてクラウドファンディングをと考えましたが、その場合皆様からご支援いただいた金額のおよそ20%を手数料として引かれてしまい非常にもったいないため、今回はオンラインストアでの予約販売という方法をとらせていただき、売上の全てを本著の印刷・製本また流通など、コスト全般の支払いに充てたいと思っております。
●本著を通して実現したいこと●
① 好きなレコードだけを紹介したい。
ワタシはただのDJであり、レコードマニアではないので、所謂レア盤・高価盤を多数所有しているワケでも無く、欲しい曲を見つければそれがオリジナル盤だろうが再発だろうが、ヘタすれば海賊盤であっても気にせず購入して来ました。どころか、時にはレコード屋さんのバーゲンコーナーで釣り上げた100円のレコードが思わぬ大当たり〜クラブヒットにつながる事もあり、まさに「好き」と「勘」だけで生きて来た40年だったので、本著では盤の価値などには一切こだわらず「好きなレコード」「ダンスフロアで人気だったレコード」を沢山ご紹介したいと思っています。
② 一枚でも多くのレコードを紹介したい。
今のところ、表紙などすべて込み込みで約80ページ(掲載レコード約250枚)程度の構成で考えていますが、もしご支援金額が目標を大きく超える事があれば予定よりレコードの掲載点数を増やしてボリューム感のある読み物に出来たらいいなと思っています。
尚、本著のカバー(表紙)デザインは、友人であり、1950-60年代のロックンロール・R&B・ガレージパンクなどといったUSヴィンテージ・ミュージックに特化したレコードディガーでもあるイラストレーター「JACK-O’ ARTWORKS」画伯にお願いしました。つきましてはデザインが仕上がり次第、当サイトを通して皆様にご披露したいと思いますので、楽しみにお待ちください。
③ 一軒でも多く販売拠点を増やしたい。
せっかく出版するなら自分の手が届くエリアだけではなく日本じゅう一軒でも多くのお店で並べていただき、ひとりでも多くの方に本著をお届けしたいと思ってます。つきましては全国の書店様、レコード・CDショップ様、アパレル・雑貨・インテリアショップ様、理美容室様、飲食店様、バー・クラブ様、風俗店様、民宿・ホテル・ラブホテル様、サービスエリア・ドライブイン・道の駅様など、業態問わず取扱店様を募集してますので、ご協力いただける方はオンラインストアの商品一覧からお得な卸販売プラン(10冊/20冊/30冊)をお選びください。
●本著発刊を決意した経緯●
前述の通り、ワタシは1983年より40年間に渡りDJとして多くの方に音楽をご紹介する事をライフワークとして来ましたが、去る2020年春に不慮の事故で「脊髄損傷」という障害を負い、手足や体幹など首から下ほとんどの機能を失ってしまった事で現在は車椅子での生活を余儀なくされ、DJの現場に赴く事はおろか、音楽表現をする事も非常に難しくなっています。
【参考】事故当時、音楽関係者の皆さんから頂戴した応援メッセージ
しかしこれをきっかけに現場を退くという気にもなかなかなれず、ずっと不完全燃焼な日々を送っている中、ここへ来てリハビリの成果あってかパソコンやスマホでの文字入力が少しずつですが出来るようになってきたため、ある日ひとつの表現方法として本を作ってみたらどうだろう?っていうアイデアがふと浮かびました。
そして将来出来上がった本著が多くの皆さんの手に渡り、かつ面白かったと言っていただく事ができたなら、これをもって「音楽人生幕引きの記念品」を遺せたという事になるのかなと考え、このプロジェクトそのものが音楽ファンとして、ひとりの人間としての終活になったらいいなと思い、企画を立ち上げたという経緯であります。
現在、盤のスキャニングと原稿執筆は大方終わり、あとは地獄の割付け作業のみといった感じですが、どうにか本年中には皆様のお手元に届けたいと思っていますので、どうか期待してお待ちください。
※2023年9月15日あたりからオンラインストアにてプレオーダー受付開始予定です。