すごい出版社 | ファインドスター社長のブログ

すごい出版社

前々からぜひお話を聞きたかった「えい出版」さん、
ついにお話を聞くことができました。
この雑誌不況下でもあまり影響を受けてない
理由が知りたくて、いろいろお伺いしてほんの一端では
ありますが勉強させていただきました。
・雑誌のコンセプトは「ニッチメジャー」
ニッチだけどその市場ではメジャーになれるものに特化しているそうです
犬の雑誌ではなく「リトリバー」の雑誌、バイク雑誌ではなく「ドカティ」の雑誌
のようにターゲットを絞りこむことで他社とポジションをずらしてメジャーを
取る戦略はまさにニッチメディアの王道といえるでしょう。
・販売チャネル
通常雑誌は書店売りがほとんどで日経BPさんのように
定期購読の出版社さんがあとあるだけだと思ってましたが、
趣味系の雑誌が多いこともあるかと思いますが、
その業界の専門店での販売が多いそうです。
釣誌であれば釣具店でとか。
各店舗毎月ほぼ決まった部数が出るそうなので、ある意味定期購読の
読者と同じだと思います。
これってあたり前のように聞こえますが通常雑誌の出版社はトーハンさんの
ような大手取次店に卸して書店でのみの販売なので、それ以外のルートと
なると全部自前でやらなければいけないので、生半可なことではできないと思います。
・イベント
どの雑誌も読者イベントに力を入れているそうです。
すごいのは参加率で、読者の10%以上もある雑誌もあるそうです。
そこで広告主の即売会をやったりしているそうです。
まさに買い場まできっちり提供する、垂直分業の見本のような
仕組みです。
インタビュー記事が近々ファインドスターニュースに掲載されますので、
ぜひご覧になってください。