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2013年の主な天文現象

ビジュアル解説はこちら


2013年の主な天文現象についてまとめてみました。 天文を題材とした行事予定にお役立ていただくと嬉しく思います。

流星の情報については、「日本流星研究会」内山茂男さん(千葉県柏市)にご教示頂きました。星食関連の予報は、 比較的充実しております。流星や星食は、アマチュアが天文学に直接かか わることのできる数少ない分野ですので、多くの観測者の得られることを 期待しております。
何かご不明なことや修正すべき点にお気づきの方がいらっしゃいましたら、ご一報いただけますと幸いです。


  主な節気 (2013年1月〜2014年3月)
2013年
 2月 4日 立春
 3月20日 春分
 5月 5日 立夏
 6月21日 夏至
 8月 7日 立秋
 9月23日 秋分
11月 7日 立冬
12月22日 冬至

2014年
 2月 4日 立春
 3月21日 春分

  惑星の暦 (2013年1月〜2014年3月)
2013年
 2月17日 水星   東方最大離角
 2月21日 海王星 合
 3月26日 金星   外合
 3月29日 天王星 合
 4月 1日 水星   西方最大離角
 4月19日 火星   合
 4月29日 土星   衝
 6月13日 水星   東方最大離角
 6月20日 木星   合
 7月30日 水星   西方最大離角
 8月27日 海王星 衝
10月 4日 天王星 衝
10月 9日 水星   東方最大離角
11月 1日 金星   東方最大離角
11月 7日 土星   合
11月18日 水星   西方最大離角

2014年
 1月 6日 木星   衝
 1月11日 金星   内合
 1月31日 水星   東方最大離角
 2月24日 海王星 合
 3月14日 水星   西方最大離角
 3月23日 金星   西方最大離角

  月の暦 (2013年1月〜2014年3月)
  新月      上弦      満月      下弦
2013年
                               1月 5日
 1月12日   1月19日   1月27日   2月 3日
 2月10日   2月18日   2月26日   3月 5日
 3月12日   3月20日   3月27日   4月 3日
 4月10日   4月18日   4月26日   5月 2日
 5月10日   5月18日   5月25日   6月 1日
 6月 9日   6月17日   6月23日   6月30日
 7月 8日   7月16日   7月23日   7月30日
 8月 7日   8月14日   8月21日   8月28日
 9月 5日   9月13日   9月19日   9月27日
              (9月19日 中秋の名月)
10月 5日  10月12日  10月19日  10月27日
11月 3日  11月10日  11月18日  11月26日
12月 3日  12月10日  12月17日  12月25日

2014年
 1月 1日   1月 8日   1月16日   1月24日
 1月31日   2月 7日   2月15日   2月23日
 3月 1日   3月 8日   3月17日   3月24日
 3月31日   


  主な天文現象 (2013年1月〜12月)

 3月11日 パンスターズ彗星(C/2011 L4)近日点を通過
    近日点通過以降には夕方の西の低空に見られる。MPC の予報では 0等台まで明るく
    なり、10度程の尾を引く可能性がある。近年では最も明るくなる可能性がある。

 8月12日 スピカ(1.0等)の食
         暗縁潜入/ 札幌:食せず, 仙台:18h55m,東京:18h49m, 大阪:18h40m(日没前)
                   福岡:18h28m(日没前), 鹿児島(川内):18h27m(日没前), 那覇:18h22m(日没前)
         明縁出現/ 札幌:食せず, 仙台:19h14m,東京:19h25m, 大阪:19h24m
                   福岡:19h22m, 鹿児島(川内):19h27m, 那覇:19h38m

 8月12/13日 ペルセウス座流星群極大。
  3大流星群の1つ。明け方に輻射点が高く上るので、宵よりも明け方の方が多くの流星
  を見られる。2013年の極大は13日3時頃で、ちょうど極大が日本で観測でき、活発な
    出現が期待できる。14日が上弦なので夜半前に月が沈み、この点でも好条件である。
  出現数は50〜80個/時程度であろう。

 11月29日 アイソン彗星(C/2012 S1)近日点を通過
  太陽の表面をかすめるように通過する。MPC では近日点通過時の等級を-9等と予報。
  明け方の東の空に、長く尾を引く大彗星として観察できる可能性が高い。
    ただし、太陽にきわめて接近するため消滅する可能性もある。


※ 日本で見られる条件の良い日月食は(2013年1月〜2014年3月)には起こらない
  4月26日 05時頃 極めて軽微な部分月食(食分0.008)が南西諸島で月没帯食として見られる。


  主な流星群 (2013年1月〜12月)
 1月 4日未明 しぶんぎ座流星群極大
  3大流星群の1つで、明け方に輻射点が高くなるので、明け方に多くの流星が見られる。
  2013年は極大が日本時刻22時頃で、4日明け方はまだ活発な出現が見られる頃である。
  ただ、下弦直前の月明かりがあるので、30個/時程度か?
  なお、この日から1日ずれると2〜3個/時程度まで減ってしまう。


 4月23日未明  こと座流星群極大。
  2013年のピークは日本時刻の22日宵。明け方に向けて輻射点が高くなるとともに流星
  が増加する。ただし、2013年は満月前の月明かりが明るい。月が沈むのは薄明開始直
  前となるので、条件は良くない。日本での出現数は5個/時程度。
  この群は、過去に何度も100個/時以上の突発出現をしているが、ダストトレイル計算
  によると、今年突発出現する可能性は低い。

 5月 6日頃  みずがめ座η流星群極大。
    薄明開始直前に、長経路の印象的な流星が見られる。今年は5月2日が下弦となるので、
  極大頃およびそれ以後であれば、月明かりは問題なくなるであろう。出現数は薄明開
  始前後で、5〜10個/時程度。
  極大日から2日程度ずれても、出現数は少ししか減らない。

 8月12/13日 ペルセウス座流星群極大。
  3大流星群の1つ。明け方に輻射点が高く上るので、宵よりも明け方の方が多くの流星
  を見られる。また、20時頃では、出現数は少なめだが、長経路の印象的な流星が見ら
  れる。
  2013年の極大は13日3時頃で、ちょうど極大が日本で観測でき、活発な出現が期待で
  きる。14日が上弦なので夜半前に月が沈み、この点でも好条件である。
  出現数は50〜80個/時程度であろう。11/12日や13/14日だと半分程度に減る。

10月22〜24日 オリオン座流星群極大。
  高速で印象的な流星が見られる。また、このころはおうし座流星群の流星も少ないな
  がら見られるが、おうし群の流星はゆっくりで、オリオン群との対比が面白い。極大
  から2日程度ずれても出現数は少ししか減らない。2006年以後に活発な出現が観測さ
  れてきたが、2013年は平年の出現に戻っていると思われる。
  残念ながら、2013年は19日が満月なので最悪の条件。強烈な月明かりに負けて、
  3〜5個/時程度か。
  
11月18日 しし座流星群極大。
  高速で印象的な流星が見られる。おうし群との対比も面白い。2〜3日間は出現数もあ
  まり変わらない。
  2013年は18日が満月なので最悪の条件。ダストトレイルによる出現も予報されていな
  い。強烈な月明かりに負けて2〜4個/時程度の出現か?

12月14日 ふたご座流星群極大。
  年間最大の出現を見せる流星群。
  2013年のピークは日本の昼間にあたっている。ほぼ24時間活発な出現が続く流星群で
  あるので、13/14日、14/15日両日とも十分活発な出現が見られる。また、ふたご座流
  星群の明るい流星のピークは全体のピークから半日近く遅れるので、14/15日は明る
  い流星のピークとなる。
  ただし、2013年は満月前の明るい月がある。13/14日は、明け方の月没後に2時間弱の
  暗夜があるが、翌14/15日になると月没から薄明開始まで1時間もなくなってしまう。
  出現数は、月没後で50〜80個/時程度。12/13日であればこの半分程度の出現だが、15/16
  日だと5個/時程度まで減少する。

※ 出現数は人工光害のほとんどないところでの大体の値です。月明かりを考慮して推測しています。
※ 流星群のピーク時刻は全地球的なものです。実際には観測地の輻射点の高度が重要です。
※ 「13/14日」は「13日から14日にかけての夜」を意味します。


  主な彗星(2013年1月〜2013年12月)
2011 L4(PanSTARRS)
  この数年で最も明るくなる可能性の高い長周期彗星。3月の近日点通過以後は北半球の
  夕空で急速に光度を増す。ピークの等級の予測は難しいが、MPC では 2013年3月10日
  頃 0.5等を予測している。肉眼彗星として 10度 程度の尾を引く可能性がある。
  4月には、双眼鏡級の等級を維持し一晩中観察できるようになる。

2P/Encke
  1786年の発見以来62回目の回帰を迎える。2013年10月中に夕空から明け方の空に移る。
  11月中旬には明け方の薄明の中で6等級に達する。今回の回帰は、北半球からの観測条
  件がよい。

C/2012 S1(ISON)
  2012年9月に発見された新彗星。2013年11月29日に近日点を通過し、大彗星となる可能
  性が高い。近日点距離は 0.0125AU(=1870,000km)。これは、太陽直径のわずか 1.3倍
  であり、太陽の表面をかすめるように通過する。MPC では近日点通過時の等級を-9等と
  予報し、11月中旬から12月中旬は 2等台以上としている。ただし、太陽にきわめて接近
  するため消滅する可能性もある。
  近日点通過前後とも、北半球における明け方で観察条件が良い。


  主な星食 (2013年1月〜12月)
2013年
 2月 5日 ωSco(3.9等)の食
         明縁潜入/ 札幌:06h31m, 仙台:06h29m,東京:06h26m, 大阪:06h17m
                   福岡:06h07m, 鹿児島(川内):06h07m, 那覇:06h05m

 4月28日 βSco(2.6等)の食
         明縁潜入/ 鹿児島(川内):01h35m, 那覇:01h04m
         暗縁出現/ 鹿児島(川内):01h43m, 那覇:02h03m

 6月21日 βSco(2.6等)の食
         暗縁潜入/ 鹿児島(川内):22h48m, 那覇:22h22m
         明縁出現/ 鹿児島(川内):23h04m, 那覇:23h21m

 6月25日 βCap(3.1等)の食
         明縁潜入/ 那覇:22h00m
         暗縁出現/ 那覇:22h11m

 8月12日 スピカ(1.0等)の食
         暗縁潜入/ 札幌:食せず, 仙台:18h55m,東京:18h49m, 大阪:18h40m(日没前)
                   福岡:18h28m(日没前), 鹿児島(川内):18h27m(日没前), 那覇:18h22m(日没前)
         明縁出現/ 札幌:食せず, 仙台:19h14m,東京:19h25m, 大阪:19h24m
                   福岡:19h22m, 鹿児島(川内):19h27m, 那覇:19h38m

 8月18日 βCap(3.1等)の食
         暗縁潜入/ 那覇:19h33m
         明縁出現/ 那覇:19h55m

12月 2日 水星(-0.6等)の食
  月齢28.6
               明縁潜入(潜入時間)  暗縁出現(出現時間)
   札幌         05h46m21s(18.4s)    06h25m37s(19.8s)
   仙台         05h33m42s(12.6s)    06h29m53s(14.0s)
   東京         05h28m28s(11.2s)    06h30m17s(12.6s)
   大阪         地平下              06h28m30s(11.6s)
   福岡         地平下              06h26m15s(10.8s)
   鹿児島(川内) 地平下              06h25m21s(10.6s)
   那覇         地平下              06h19m40s(11.2s)

2014年
 2月26日 ρSgr(3.9等)の食
         明縁潜入/ 大阪:05h59m, 福岡:05h51m, 鹿児島(川内):05h49m, 那覇:05h43m
         暗縁出現/ 那覇:06h50m

 2月27日 βCap(3.1等)の食
         明縁潜入/ 鹿児島(川内):05h29m
         暗縁出現/ 鹿児島(川内):05h52m, 那覇:05h56m


  小惑星による恒星の食 2013年 好条件のリスト
M   D  h  m  Name           Dia(km) dur(s) star            mag   dmag
01 20 28 10 (376)Geometria    37.0    4.2 HIP 48836        9.83  4.1 好条件
02 09 12 57 (564)Dudu         50.7    4.7 HIP 33133        6.45 10.3 絶好
02 14 21 56 (500)Selinur      45.1    4.5 PPMX 6129480    10.4   4.1 好条件
03 11 22 44 (521)Brixia      103.0    6.0 PPMX 4989679    10.38  3.5 好条件
03 14 26 00 (269)Justitia     54.7    5.5 PPMX 9480513     9.98  4.0 好条件
03 25 27 07 ( 39)Laetitia    159.0   11.3 PPMX 8377563     9.95  1.7 好条件
06 14 27 07 (760)Massinga     74.8    7.6 HIP 99148        8.88  5.2 好条件
07 25 25 32 (713)Luscinia    109.0    9.6 PPMX 9757861    10.77  3.3 好条件
08 02 22 37 (760)Massinga     74.8    5.9 PPMX 13773367   10.46  3.6 好条件
09 16 26 24 (2595)Gudiachvili 38.2    3.9 HIP 19718        6.57 11.0 絶好
11 03 26 32 (51)Nemausa      152.3   19.9 PPMX 7077142    10.77  1.9 好条件
11 19 25 16 (18)Melpomene    135.0   14.9 PPMX 7175068     9.44  2.1 絶好
12 09 24 44 (120)Lachesis    178.0   15.0 HIP 32056        9.50  3.8 絶好
12 12 28 26 (602)Marianna    130.0   16.8 PPMX 4117741    10.77  3.0 好条件
12 15 29 17 (1254)Erfordia    49.2    5.5 HIP 38601        6.93  9.7 絶好
12 17 23 32 (776)Berbericia   96.4    7.1 PPMX 5021662    10.80  1.4 好条件
12 19 24 21 (350)Ornamenta   123.0    8.6 HIP 22021        7.71  5.1 絶好
12 21 22 36 (2731)Cucula      51.1    3.1 HIP 30485        7.60  9.6 絶好
12 23 25 00 (335)Roberta      93.6   23.2 PPMX 6856981     9.73  4.4 好条件
12 28 22 33 (141)Lumen       135.0   15.3 PPMX 5161751    10.59  2.5 好条件

   日付時刻: JST
   Dia(Km) : 小惑星の直径(Km)
   dur     : 継続時間(sec)
   dmag    : 減光等級


※ 出典,参考文献
新こよみ便利帳  恒星社
Occultations by major and minor planets 2013 (Edwin Goffin)
OCCULT Ver4 (David Herald)
IAU Minor Planet Center ウエブサイト
Comet Prospects for 2013 (Jonathan Shanklin)
協力:内山茂男様 (日本流星研究会)


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