日本サッカー協会の原博実技術委員長(54)が、2012年11月4日、日本代表と韓国の親善試合は当面の間組まない、と語った。

スポーツ紙はその理由について、島根県竹島の領土問題など両国の関係が悪化しているからだとしているが、日本サッカー協会は「理由は国際問題ではない」と否定している。

サッカー協会の次期会長選挙が控えていることも理由?

U-19アジア選手権を視察するために成田から出発した原技術委員長が、韓国との国際親善試合を組まない方針を示したという。両国の関係が竹島の領有権問題で緊迫していること、また、2013年1月に韓国サッカー協会の次期会長選挙が控えていることなどが理由だとする記事がスポーツ紙に掲載されている。

この記事を受けてネットでは、韓国と試合をすれば先のロンドン五輪であったように、竹島の領有権をアピールするプラカードが出てまた混乱が起きる可能性があるし、日本選手が故障するアクシデントも必至なため、親善試合をしないのは当然だという意見が多い。

「当面じゃなくて永遠でいいと思うんですけどねえ」

などという書き込みが掲示板に並んだ。

他の国のチームとの対戦のほうが日本チームにとって意味がある?

ただし、日本サッカー協会の広報は、この記事は記者の推測で書かれたもので、事実とは違う、としている。技術委員長の仕事は、選手の育成と、W杯など大きな大会に向け、実力を高めるため有効な対戦相手とマッチメイクすること。当面は韓国との親善試合の予定はなく、他の国のチームとの対戦のほうが日本チームにとって意味があるというだけのことだと説明している。

「とにかく、国際問題があるから試合はしない、などという理屈は存在しません」

というが、真相はやぶの中だ。