いったい誰? 突然の来客にみんなはどう対応する?

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部屋でくつろいでいたら、「ピンポ~ン」と突然の訪問者。そんなとき、みんなはどのような対応を取るのだろうか?

最近のインターフォンは死角を生まないものや広角ズームできる商品がある。

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友人が遊びに来るなど、事前にわかっている来客であれば安心だが、誰だかわからない相手にドアを開くのは勇気がいるものだ。ドアを開けたらセールスの勧誘で長時間話し込まれた……なんて経験は誰にでもあるのではないだろうか。

はたして、みんなは突然の来客にどのような対応を取るのだろうか。ひとまず、筆者の友人・知人の男女20人に簡単なアンケートを実施してみた。

・相手を確認してから応対する…10人
・誰かわからないが、とりあえず出てみる…5人
・居留守を決め込む…3人
・その他…2人

以上のような結果になった。半数の10人が相手を確認してから対応すると回答。確認方法はドアの覗き穴から見たり、インターフォンがついている人は相手に名乗ってもらったりと、用心深く対応しているようだ。意外だったのは、「とりあえず出てみる」という人が5人もいたこと。回答した人に理由を聞いてみた。

「大丈夫でしょ。男だし、相手が攻撃してきても反撃できる」(21歳・男性・大学生)
「反射的に空けてしまう。実家が田舎だったせいか、来客に警戒心を持つという意識がない」(19歳・男性・専門学生)

そのほか「面倒」「自分に限ってはそんなことはない」という理由が寄せられた。ただ、相手が強盗だった場合、武器を持っている可能性が高い。開けた瞬間に襲われるなんてこともあり得るので、ある程度の用心を忘れない方がよさそうだ。

さらに、安心できる相手だと油断してドアを開けるのも、時と場合によっては危険なケースもあるようだ。昨年7月には、東京都青梅市の女性宅に宅配業者に装った強盗3人組が押し入り、現金17万円が入った金庫を奪う事件が発生した。その後、逮捕されたが、なんとも悪質な手口だ。

とはいえ、宅配業者が来ても開けたちゃダメ! という結論になってしまうと、せっかくきちんと荷物を届けに来てくれた配達員さんに申し訳ない。まずは相手の様子を覗き穴からしっかり確認すること。宅配業者は同じ地区を担当していることが多いので、いつも運んできてくれる担当の人の顔を覚えておくとよいだろう。

また、ドアを開けるときも十分な注意を払いたい。全開にするのではなく、チェーンを掛けたまま荷物を受け取る。大きい荷物の場合は、サインだけ済ませて荷物をドアの前に置いてもらって、配達員が車に戻ってから取り込むといった工夫をするのもよいだろう。

「ちょっとやり過ぎじゃない?」と思うかもしれないが、事件に巻き込まれないために行うのが防犯への第一歩。また心当たりのない業者や行政を名乗る人が来たら、身分証の提示を求めると安心だ。そのドアを開く前に、万全の備えを。

(播磨谷拓巳/ノオト)

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