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選挙前に見ておきたいサイト7選

2012年12月12日(水) 7:28:40

12年12月12日というゾロ目な今日、選挙まであと4日になりました。

今日は、選挙前に見ておきたいサイトを7つご紹介しておきます。
この順番に7つ見ていくとアタマがかなり整理されまっせ。


【自分の考えと一番近い政党はどこかがわかるサイト 3選】

 ○日本政治.comの「投票マッチング」

 ○毎日新聞の「えらぼーと」

 ○日本版 ボートマッチ


3つとも20問程度の設問に答えていくと「あなたの考えに近い政策を掲げる政党」がわかります。
どうです? 意外な結果が出た方も多いかもしれません。

もちろん、いい政策を掲げても実行できなければ意味がないのだけど、何を主張しているか知らないと何も始まりません。「民主がダメだったから次は自民」とか、なんとなく投票するには “重要すぎる” 選挙です。まずは自分と近い政党を知るところから。

この3つのサイト、政策マッチングとしても秀逸だけど、「自分のアタマを整理する」のに最適。まだ真剣に考えてなかった論点とかを考えるキッカケにもなります。

特に「日本政治.comの投票マッチング」と「毎日新聞のえらぼーと」は丁寧な解説もついている上に、自分の選挙区でどの候補者と考えが近いかもわかって便利。


【自分の政治的傾向がわかるサイト 2選】

 ○Yahoo!Japan みんなの政治の「政治ポジションテスト」

 ○Yahoo!Japan みんなの政治の「政治ポジションテスト 外交編」

この2つもテスト形式。
上の3つによって整理された「自分の考え」が、全体的にどういうポジションになるのか知ることができます。リベラルか保守か、ハト派かタカ派かなど、ざっくりと自分の傾向を知ることは大切だし、意外な「気づき」になりますね。

特に2つめの外交編はいろいろ考えさせられます。選挙のために日本国内に向いていた視点が急に外を向く。これ、とても大事かと。


【政党の政治的傾向が俯瞰できるサイト 1選】

 ○迷える有権者.com

上記5つのテストをして、自分の考え・傾向を知った上で、この「迷える有権者.com」で「政党自体の考え・傾向を俯瞰して見る」と、よりアタマが整理されます。

政党自体のマッピングを知ることで、「自分の考えと一番近い政党」の近くにどういう政党がいるのかがわかり、「自分の政治的傾向」とも比較できます。

また、テストに答える中で特に重要と思った論点(改憲、原発、TPP、増税など)について、「自分の考えと一番近い政党」の近くにどういう政党がどういうグラデーションでいるのかもわかります。これによって取捨選択の幅も広がり、より現実的な判断ができます。


【自分の選挙区の候補者の動画が見られるサイト 1選】

 ○Googleの「候補者を知る」

6つを見てみた上でまだ混乱している方もいらっしゃるかもしれません。
でも、少なくともこれで2つ3つの政党に絞られたのではないでしょうか。あとは、ご自分の選挙区の候補者本人をよくよく凝視して、「人物」で判断することです。

その人の人柄や感じを知るのにポスターや主張だけでは不十分。動画がやっぱりよくわかる。
そういう意味で、グーグルのこのサイトは候補者の演説動画が充実しています。自分の考えに近い政党の候補者をじっくり見てみましょう。選挙後、大連立になることも考えられるので、最終的には「人物」で決めることも大切だと思います。

ということで。
他にもすぐれたサイトもあるとは思いますが、とりあえず。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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