フォトエッセイ『43才でもなぜ武田久美子でいられるのか』(小学館刊)が、発売後たちまち重版になるなど話題を呼んでいる武田久美子(43)。この新著の『トークショー&サイン会』(11月26日)のために帰国し、5年ぶりにマスコミの前に登場した武田だったが、そのスタイルはバスト82cm、ウエスト59cm、ヒップ82cmと、グラビア女王といわれた20代とほとんど変わらぬままだった。
武田は、1982年に『ハイティーン・ブギ』で近藤真彦(47)の相手役として映画デビューしている。この1982年は、中森明菜(46)、小泉今日子(45)、堀ちえみ(44)、松本伊代(46)、早見優(45)、石川秀美(45)、シブがき隊らがデビューし、“花の82年組”といわれるアイドル全盛の年だった。しかしながら、同期の“花の82年組”のアイドルたちより武田は3、4才年下だったので、恋愛話をするようなことはほとんどなかったという。武田は当時をこう振り返る。
「そのころはやっぱりアイドルの恋愛はタブー。シブがき隊のおふたりもアイドル同士の結婚ですから、みんな水面下ではいろいろあったのかもしれないけど、私の興味は男の子の話より、キティちゃんとかそのころから化粧品をあれこれ試してみることだったんですよね。初めてのボーイフレンドも10代後半になってからで、芸能人ではなかったですし」(武田、以下同)
仕事の現場だけでなく、学校が同じで交流もあったアイドル仲間もいる。
「この間、実家の母が『堀ちえみちゃんはほっそりしてきれいになったわよ』なんて話してたんですよ。ちえみちゃん、再婚されたんですってね。中学校(堀越学園)が一緒で仲よくしていたんですよ。携帯電話なんてなかったから、家に電話がかかってきて、母が電話をとっていたので、母にとってちえみちゃんは、芸能人というより中学校時代の私のお友達みたいな感覚なんですよね」
結婚してアメリカに住んでいるので、かつての仲間たちと頻繁に会ったり、連絡を取ることは少ないが、2年前日本に帰ってきたときに、堀とは電話で話す機会があったという武田。
「たまたま共通の知り合いとご飯を食べているときに、ちえみちゃんに電話してみようかということになって。当時私はニューヨークに住んでいたので、『ニューヨークとか遊びに来ることはないの? こっちに来る機会があったら、連絡してね』なんて久しぶりに話しました」
※女性セブン2011年12月15日号