コンビニおにぎり、一瞬で消えた幻メニューとは?

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前回、前々回と、ローソンにおけるおにぎりの歴史を紹介してきた。

コンビニおにぎりの歴史を把握したところで、今回はトリビアネタをご紹介しよう。

2012年11月26日現在、ローソンのおにぎりラインアップは32種類。

内訳は、手巻タイプ11種類、直巻タイプ11種類。

高級タイプ「新潟コシヒカリ」シリーズが8種類。

セットタイプが2種類となっている。

新しい具材の登場を楽しみにしているおにぎりファンも多いことだろう。

ちなみにローソンが他社に先駆けて使った具材は「さけハラミ」「生たらこ」「紅すじこ」「ブリ照焼」「だし巻玉子」「豚角煮」「さけ漬焼」など多数あるとのこと。

一方、定番おにぎりは何か。

おにぎりの人気上位を1位から順に挙げると「手巻おにぎりシーチキンマヨネーズ」「新潟コシヒカリおにぎり焼さけハラミ」「手巻おにぎり日高昆布」「手巻おにぎり紅さけ」「手巻おにぎり紀州梅南高梅(しそ)」となっている。

筆者の場合、若い頃は魚系、肉系おにぎりが好きだったけど、最近は梅で締めたい気分。

納得のランキングだ。

ちなみにローソンでは、全国共通おにぎりの他に地方版の具材もある。

「バター醤油おにぎり(北海道)」「仙台味噌焼おにぎり(東北)」「川越はつかり醤油の焼おにぎり(関東)」「黒とろろおにぎり(北陸)」「手巻あさりしぐれ(中部)」「手巻いかなご釘煮(近畿)」「大山鶏おこわおにぎり(中国)」「高知玉子焼おにぎり(四国)」「かしわめし(九州)」「辛子高菜おにぎり(九州)」「ポーク玉子おにぎり(沖縄)」「油みそおにぎり(沖縄)」など。

全国版のおにぎりの開発は本社の商品部で、地域版おにぎりは全国7支社と沖縄(別会社)で開発しているとのこと。

近所のローソンと、旅先のローソンではおにぎりの種類が違うかも。

これは旅の楽しみの1つになりそうだ。

しかし、あっという間に消えた幻の具材もある。

「いかすみおにぎり」「牛丼おにぎり」は長く続かなかった。

また、人気商品でも「新潟コシヒカリおにぎりいくらこぼし」が消えた。

今年は震災の影響もあって、いくらが不漁とのこと。

漁師さんもローソンもいくらファンにも残念な話である。

「郷土のうまい! 山形牛すき煮」も、貴重な材料の入手が困難となって消えたという。

機会があればぜひ復活してほしい。

ローソンは新しい取り組みとして、店内で作る「出来立ておにぎり」対応店舗を増やしているという。

東北地区で先行して取り組み、現在は全国約250店舗で展開中。

今後、関東や関西でも増やしていくとのこと。

ローソンといえば店内で揚げる「鶏から」もおいしい。

出来立ておにぎりと出来立て唐揚げは黄金のコンビ。

これさえあれば「日本で生まれてよかった! 」と思える。

海外でも、今年7月にオープンしたハワイの2店舗で「手作りおにぎり」が好評とのこと。

日本のソウルフード「おにぎり」は、世界に羽ばたいている!!