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MTVやVH1など音楽ケーブル局を運営するヴァイアコムは、定額制音楽ストリーミングサービスSpotifyと提携し、番組と連動したプレイリストを活用したオンラインマーケティング施策を実施するを発表しました。

ヴァイアコムはネットワークのサイト上でSpotifyを優先的に導入し、楽曲が自由に無料で聴ける仕様に変更して行きます。またMTV、VH1、カントリー音楽のチャンネルCMTの番組や「MTV Video Music Awards」などアワード番組で、Spotifyプレイリストをサイトに連携させ、番組にちなんだ音楽を提供していきます。

SpotifyのCEO、ダニエル・エクは

今の若い視聴者は、リアリティ番組だらけの(ヴァイアコム)のチャンネルとはこれまでとは全く異なるつながりを持っている。

私たちはMTVに音楽中心に戻し、より広い視聴者に番組を届けることができる

とコメントしています。

Spotifyは150以上のプレイリストを月間6000万人以上が訪問するヴァイアコムのサイト上で展開していきます。

音楽好きはMTVのサイトやアプリでアーティスト情報や番組を見た時に、外部サイトで音源を検索する必要なく、Spotifyを開きコンテンツを読み進めることができるようになります。今回の提携はアメリカ国内での取り組みですが、将来的にはヨーロッパやその他の地域でも展開すると期待されています。

月額定額制の音楽サービスSpotifyは有料会員数1000万人、アクティブユーザー数4000万人を超え、米国やヨーロッパ諸国、南米、東南アジアなど世界57カ国で聴き放題サービスを展開しています。楽曲数2000万曲以上を持ち、Spotifyプレイリストの数は15億を超えます。

ソース
MTV, Spotify in Music-Streaming Partnership – Wall Street Journal

Spotify, MTV Partner on Playlists, Editorial(Billboard.biz)


Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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