兵庫県の神戸などで人に慣れていたイノシシが人を襲う事件が発生。また、和歌山ではミカン畑周辺にすみ着いたイノシシがミカン畑を荒らしているなど被害が増えている。
神戸のケースは、人による餌付けなどが原因で人に慣れたイノシシが人間の持っている食べ物を狙っていると考えられている。
「イノシシは嗅覚が非常に優れた動物なので、餌付けしたつもりはなくとも、畑の野菜など、食べ物があるとわかれば食べにきます」(東京農工大学助教授・小池伸介さん)。イノシシに簡単に食べ物が手にはいると思わせない、環境づくりが大切だ。
万が一、イノシシに出合ってしまった場合の対処法は以下のとおり。
【1】無視すること。
【2】近づいてきたら、ゆっくり後ずさる。
【3】石や棒などで挑発しないこと。
【4】「カッカッカッ」などの威嚇には要注意。
このほか、犬の散歩の途中などでイノシシに出合った場合、イノシシが犬に向かってくる場合があるので、注意が必要とのこと。
※女性セブン2010年12月2日号