韓国と北朝鮮がビラ散布で風船合戦　韓国側はなんと現金付き

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大統領選があと2カ月と迫る韓国に、北朝鮮から与党セヌリ党や政府を非難するビラが飛来したことが分かった。韓国側も風船にビラを付けて北朝鮮へ飛ばしており、軍事境界線付近では両国の風船ビラ散布合戦が行われている。

韓国国防省報道官は2日、北朝鮮側から9月29日夜に韓国側に飛ぶ風船を確認し、その後、風船が落下した場所を確認したところビラ1万6000枚あまりを発見、回収したと発表した。

風船は韓国西部の金浦と坡州で確認。「従北教育は独裁養護教育」などと書かれていたほか、朝鮮独立運動家のチョ・ボンアムやジャン・ジュンハら5人の顔写真と「国防省の従北教育は彼らを2度殺した」などのメッセージが記されていた。

北朝鮮による風船のビラ散布は、今年に入り2度目。実は、韓国と北朝鮮は2000年4月にビラ散布をしないことで合意しているが、北朝鮮は今年7月に約12年ぶりにビラを散布した。この時、坡州や楊州で発見された1万6000枚のビラは、韓国政府を批判するものなど10種類もあった。

一方、韓国側はこれまで幾度となく北朝鮮に向けビラを散布している。脱北者団体が中心となって行われている韓国側のビラ散布は、北朝鮮よりも豪華。9月9日に坡州で行われた散布では、金正恩第1書記を非難する内容のビラ20万枚と共に、北朝鮮に民主化を促す内容のDVD300枚、1ドル紙幣1000枚も風船に付けて飛ばしている。

北朝鮮住民のもとまでビラやDVD、現金が渡っているのかは不明。北朝鮮で米ドルが使えるのか、DVDを再生する機械はあるのかなど、さまざまな疑問も沸く。

参照：ファイナンシャルニュース
参照：SBS
参照：仁川日報

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