うだるような暑さのこの夏に、大活躍してくれるのがエアコンや扇風機などの文明の利器。しかし、どうせなら原始的で、そして心の底から涼しくなる怪談で暑さをしのいではどうだろう。
日本には多くの怪談があるが、よく知られているものの一つに「百物語」がある。数人が集まって100本のろうそくに火をつけて怪談話をし、話をするごとに火を1本ずつ消していく。そして100本目が消えたときに妖怪や幽霊が現れるというものだ。ネットで見てみると、実際にやって怖い思いをした人の経験談があった。
また、その一方で軽い気持ちで興味をもつ人も。
もともと「百物語」は東京に伝わる民話だそうで、江戸時代、武士の肝試しなどに使われていたとか。それが今となっては夏のお楽しみになっている。しかも「稲川淳二さんにやってほしいなー」などという声も聞かれるほど。江戸の武士たちが聞いたら、さぞかしがっかりするだろう。
また、霊に遭遇!と思ったら実は…といった経験をした人も。
このように、本当の恐怖体験をすることはまずないが、その時代ごとに特に子どもたちを恐怖に陥れる怖い話は必ずある。少し前だと「トイレの花子さん」が有名で、大筋は同じでも詳細は諸説あった。
しかしこの花子さん、実は撃退方法があって、それが100点満点のテストを見せること。
阿藤快さんでなくとも「なんだかなー」と言ってしまいそうだが、今年は本物の怖い話で頭も気持ちも冷やして暑さに立ち向かおう。