21日放送、日本テレビ「NEWS ZERO」では、プロ野球セ・リーグの年間最優秀選手に選ばれた巨人・阿部慎之助が生出演を果たした。

プロ12年目、チームでは4番でキャプテンを務めた阿部は、今季数々のタイトルを獲得したが、「シーズン前から打点にこだわっていたので打点王が嬉しいですね」と話す。

また、バッティングの極意を訊かれると、実際にバットを持ち、「まずはやっぱり、ピッチャーが投げてボールがくるので、いかに長い時間(ボールを)見れるか。長く見れることによって、ボール、ストライクの見極めができる。単純。(僕の真横にくるまでボールを見ることができれば)ストライクでも自分が待っていないボールだったらファールにできる」と語った阿部は、ファールを打つ練習を行っていることについても「ボールをなるべく長く見るっていうのと、僕の真横に(ファールを)打つんですけど、(バットが)外回りしているといかないので内から出すことで、こっちにわざと打つ」と明かした。

その他にも、シーズン前は、重心を前後に移動し、自ら体勢を崩した状態でバットを振る練習も行っていた阿部。「シーズン500打席以上立ちますけど、しっかりスイングできるのって10スイングくらい。ヒットを100何十本って打てますけど、完璧なヒットは数少ない。変化球があって、崩された中でどう打つか。それがたぶん、僕の中ではこだわり」と、その理由を語った。

さらに、WBC・侍ジャパンに日本人メジャーリーガーの参加が見込めない現状については「それは、もう本当に。まあ、色んなことがあると思うんですけど、前回、前々回に比べれば厳しい戦いになる」と言葉を濁した阿部だったが、最後は「大会ははじまっていて、強いチームも負けていますし、短期決戦は怖いと思うので、とにかく日本のプロ野球選手だけでいくので、底力を見せられればいいかな」と意気込んだ。