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動きのある動画が今後主流に?!

iPhone4やiPadはHD動画撮影が可能となり、ちょっとしたメモもハイビジョンクオリティーで撮影できてかなり重宝していますが、歩きながら撮影をすると映像がガタガタに揺れて観れたものではなくなります。

今回紹介する、SteadyLensは高価な機材であるSteadyCamを使ったような、揺れない滑らかな動画を撮影できる画期的なアプリです。この映像はちょっとした革命ですよ!

動画のブレを補正する機能として、手ブレ補正機能がビデオカメラには搭載されています。とはいえ、歩きながら撮影の上下移動や振動は、手ブレ補正では補正しきれません。そこで、業務用・映画撮影などではステディカムと呼ばれる大がかりなユニットをカメラとカメラマンに装着し、撮影者とカメラのブレをステディカムで相殺することで、ブレの無い映像の撮影をしています。
以前紹介したiPone用のステディカム(http://s-max.jp/archives/1200124.html)は、その簡易版にあたりジャイロと重りでバランスを取りながら、揺れを相殺します。ただし、持ち方と歩き方にコツがいるため上手く撮影するには練習が必要です。

iPhoneアプリのSteadyLensは、そんな事を全く意識しなくてもソフトウェアでブレの無い動画撮影が可能となります。特長は、CMOSセンサー起因のローリングシャッターの解消と、大きく揺れるブレの補正です。
実は、1ヶ月ほど前からこのアプリを使ってはいたのですが、先日のバージョンアップで動作が安定したので今回のレビューとなります。ちなみに最新版で名称が変わりましたが、初代バージョンはSteadycam、そしてSteadycam Proと言う名称でした。

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撮影に関して特に設定はなく、とにかく録画スタートボタンを押すだけ。

撮影のコツとしては、少し安定するまで動き出さない事です。録画スタートボタンを押して、ボタンが赤くなったのを確認してから歩き出すといいでしょう。最初に止めの映像を入れておけば、iMovieで編集しやすくなるというメリットもあります。

とにかく、百聞は一見にしかずと言う事でサンプルムービーです。前半は手ブレ補正なし後半は手ブレ補正ありの映像です。iPhoneのiMovieでムービーを連結しています。

SteadyLens サンプルわりと雑に歩いているので、持ち方や歩き方を工夫すればもっと揺れない映像を撮れると思います。
2つの映像を見比べれば、映像の違いは明らかです。特に後半の、「ぬるっ」と動き出す感じが、まさにステディカムで撮ったような映像に見えます。例えるなら「そうだ京都へ行こう」と言った感じでしょうか(笑)。

現在、1分ほど録画すると映像がカクカクし始めます。メモリーの問題もあるのかも知れません。iMovieで編集することを前提に30秒間隔で映像を撮ると良いかも知れません。


記事執筆:mi2_303


[Image] QRコードアプリ名:SteadyLens
価格:無料(機能制限解除アドオン¥350)
カテゴリ:写真
開発者:elyxa
バージョン:1.2
App Store:http://itunes.apple.com/jp/app/id429372480?mt=8

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