いよいよ冬間近となった今日このごろ。クローゼットやタンスのなかにしまい込んでいた冬服を取り出す時期である。そんなときにふと目にするのが、もう何年も着なくなった服たち。どうせならば、売って誰かに着てもらったほうが良いのではという考えが浮かぶ方も、きっと多いだろう。
そこで今回は、ブランド古着の買取・販売を行うユーズドセレクトショップRAGTAGの渋谷店店長・澤石潤さんに、着なくなった服の上手な売り方について話を伺った。どうすれば高く売ることができるのだろうか?
「服はトレンドが約半年ごとに変わっていくので、着なくなった服はすぐに手放すことが重要です。また、服の汚れはそのまま査定に響きますので、きちんと洗濯して一番きれいな状態でお持ちいただくと良いですね」
なるほど、冬だから冬ものを売りに行く……という考え方では、高く売れるタイミングを逃すようだ。澤石さんはさらに続ける。
「次に、人気ブランドなのかどうかも重要なポイントです。特に人気のブランドに関しては期間限定で買取強化をしていることも多いので、この時を狙って売れば通常よりも高く売ることができます。また、昔から人気のBEAMSやユナイテッドアローズなどのセレクトショップのアイテムはトレンドに左右されないですね。こうしたアイテムはシーズン問わず買取額が高いです」
澤石さんによれば、通常の買取額は元値の1割前後だが、人気ブランドのアイテムであれば2〜3割で買い取ってくれることもあるという。こうした情報はホームページなどで確認できるので、事前にチェックしておくと良いだろう。
とにかくトレンドが去らないうちにすぐ売る、そして買取強化期間中か確認する、この2点が高く売るための秘訣らしい。自宅に眠っている服があったら、すぐに売って新しい服を買うための軍資金にしてはいかがだろう。