生保・銀行、金利上昇に備え 債券保有膨らみ警戒感
生命保険会社や銀行が金利上昇リスクに備え始めた。大手生保4社は、会計上の特例措置を使い債券の価格変動を損益に反映しないで済む「簿価評価」への切り替えを進めている。今期は簿価評価に替えた債券を昨年3月末比で15%弱増やした。3メガ銀行も、保有する国債の平均残存期間を3年以内に縮め、金利反騰の影響を抑えている。
大手生保4社が保有する債券残高は昨年9月末時点で約61兆円に上り、3メガ銀の国債残高は約...
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