22日深夜、フジテレビ「すぽると!」には、この日、東京で開催されたヨネックスオープン混合ダブルス・準決勝において、23年間の現役生活を終えたバドミントン・潮田玲子が生出演を果たした。

「正直、終わったっていう、ピンとはこないんですけど、これから家に帰って眠る前とかに“ああ、引退したんだな―”っていうのを実感すると思います」と語った潮田は、試合後に見せた涙の理由について、「やっぱり寂しさというか、今まで当たり前のようにコートに立ち続けてきたんですけど、それが本当に終わってしまった。その寂しさと、今日も沢山の方々が応援に駆けつけてきて下さったんですけど、感謝の気持ちとで胸がいっぱいになっちゃって涙が止まらなかったです」と語った。

また、オグシオ解散後、混合ダブルスに挑戦した4年間を、「正直、大変なことだらけで、この4年間は苦しいことばっかり。ミックスダブルスになって、私はチームも移籍しましたし、全て変えて一からやり直したので、それはすごく大変でしたね。(混合ダブルスは練習相手もいないが)日本でミックス専門のペアは私達しかいなかったので、なかなか一緒に練習することもできなかったですし、とにかく海外出て試合をしながら実戦で学ぶということがすごい重要」と話す。

さらに、印象に残った試合を、女子ダブルスで5連覇を果たした全日本総合バドミントン選手権の5連覇目を挙げた潮田。「現役続行か、引退しようか、悩んだ時期もあったんですけど、北京五輪で思うような結果が出なくて、こんなに頑張ったのに、もう無理なのかなとか、皆さんの期待に応えられなくて、情けないなとか、自分はダメなんじゃないかって。そういう思いで臨んだ時に、最後に臨んだ女子ダブルスの大会で結果が出て、改めて沢山の人たちに“感動したよ”って言って貰えた。私にも出来ることがあるんじゃないかなって思いましたし、もう少しコートに立てるんじゃないかなっていうのは、その時に決めたこと」と振り返った。

そして、インタビューの最後、今後のことを訊かれた潮田は、「23年間、バドミントンに携わってきたので、私の人生で切っても切り離せないものだし、現役生活は退くんですけど、違う立場でバドミントン普及にも携わっていきたいですし、バドミントンに変わる、何か打ち込めるものを見つけられたらいいなと思います」と語った。

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