ユビサキから世界を [DVD]
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フォーマット | 色, ドルビー |
コントリビュータ | 北乃きい, 上原香代子, めいなCo., 谷村美月, 永岡真実, 中山光一, 麻里也, 行定勲 |
稼働時間 | 1 時間 3 分 |
商品の説明
■「生きる希望の光」を探す女子高生5人の青春群像劇
大ヒット映画「世界の中心で、愛をさけぶ」、吉永小百合主演の大作「北の零年」、
三島由紀夫原作の映画「春の雪」と、メガホンをとるものすべてが話題作としてはなたれる
ヒットメーカー 行定勲監督が注目の次回作として選んだのは、なんと中高校生に人気の
ロックバンド アンダーグラフの新曲「ユビサキから世界を」の映画化!
「ユビサキから世界を」とは、
「何かを変えたいなら、まずは自分でできる小さなこと=「指先」から始めよう」
というメッセージを込めたアンダーグラフの新曲。
行定監督はこの楽曲に強く共感し、インディペンデントに立ち戻っての映画化を決意した。
虚無感と前向きな決意が交錯する歌詞と同じコンセプトを掲げ、行定ワールドならではの
視点から「現代(いま)を生きる普通の女子高生」を描いたオリジナル書き下ろし脚本による
この映画は、地方都市を舞台に、平凡で退屈な毎日から「生きる希望の光」を探す女子高生
5人の青春群像劇。アンダーグラフもカメオ出演を果たし、音楽と映画による斬新なコラボレーション
が、いまここに産声をあげた。
[ストーリー]
舞台はとある地方都市。リンネ(谷村美月)、ウタ(北乃きい)、ラン(麻里也)、タマ(永岡真実)は
同じ高校に通う仲の良いクラスメイト。ある晴れた春の日、退屈な現代社会の授業中、窓際の席で
眠そうに過ごしていたリンネのもとへ、ウタからノートの切れ端に書いたメモが回ってくる。
"明日のない日本の現代社会って意味なくない?ああ、死にたい"
リンネは教科書の見知らぬ偉人の顔に吹き出しを書いて破り、回した。
"マジ、死にますか"
家庭内問題、妊娠など、4人はそれぞれに悩みを抱えていた。
希望のない日々、退屈な授業、私たちの存在価値って…。
どうしようもない虚無感に嫌気がさした4人は、
いっそ今夜中に死のうと突発的に集団自殺の計画をたてる。
最後の晩餐としてたこ焼きを食べ終わった4人は、
午後10時に校門の前に集合を約束して、一旦それぞれの日常へ戻っていくが、
集団自殺決行まであと数時間、死を意識し始めた4人の心は微妙に変化し始めていく…。
[スタッフ&キャスト]
出演:谷村美月、北乃きい、麻里也、永岡真実、上原香代子 他
監督・脚本:行定勲
エグゼクティブ・プロデューサー:後藤由多加、プロデューサー:古賀俊輔、深尾宏之
撮影:中山光一、照明:武藤要一、録音:浦田和治、
美術:嵩村裕司、編集:今井 剛、音楽:めいなCo.
主題歌:「ユビサキから世界を」 アンダーグラフ
制作:ランブルフィッシュ、製作:フォーライフミュージックエンタテイメント、ランブルフィッシュ、ケーブルテレビ山形
本編:63分
[映像特典]
●メイキング
●行定勲監督×アンダーグラフ対談
●クランクイン記者発表模様
登録情報
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
- EAN : 4988018400981
- 監督 : 行定勲
- メディア形式 : 色, ドルビー
- 時間 : 1 時間 3 分
- 発売日 : 2006/9/6
- 出演 : 谷村美月, 北乃きい, 麻里也, 永岡真実, 上原香代子
- 販売元 : フォーライフ ミュージックエンタテイメント
- ASIN : B000H1C19A
- 原産国 : 日本
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 129,003位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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―ちなみにあのランボーの永遠の一節はちょっとなんだかな〜。でも美月ちゃんの声で言ってるからいいんだけど・・・。
―あと、メイキングが充実してるのでよかったけど、もっと舞台挨拶の映像とかも欲しかった・・・。
生きていても死んでもたいした違いなんかない、だから死のう、
と感じることから、
生きていても死んでもたいした違いなんかない、それなら生きてみよう、
と感じなおすまでの物語。
思春期の女の子たちがたいした理由がなくても、こっくりさんに興じるみたいに、
ねむいだるい程度のことから集団自殺しよう、と決意するって設定は、そんなに違和感があるものとも思えない。
「ユビサキから世界を」という題名もそのメッセージがちゃんと効いている。
屋上でぎりぎりのところ横一列に並ぶ女の子たちの構図もすばらしい。
しかし、しかし、谷村美月の15才はもう二度と戻ってこないのだぞ。
大人でいい役者はいくらでもいるが、10代半ばいい役者ってのは稀有なわけです。
せっかくの逸材、谷村美月の10代は、今後20年30年と語り継がれるような映画には結局めぐり合わなかった。なんかインパクトのあるダークな役を数多く演じたというだけで終わったのかもしれない。
で、その責任の一端は、この映画にもあるはずなんです。
退屈だから死んでみるみたいなそんなノリで、なんとも安直で想像力が欠如してます。
この映画は一見自殺を助長しているように感じられるかも知れませんが、
決してそえういうわけではないと思います。
ただラストも含め全てが中途半端になっている感は否めません。
主演の5人もそれぞけ個性があり好演されていると思います。
中でも谷村美月さんは身体を張って頑張ってます。
身近に死を見つめる機会に遭遇せねばリアリティを以て其れを捉える事など出来はしない。バイクで焼き肉屋の看板に激突死した人型を指さして笑う中高生にとって、死とは時に自分の事であっても寸前までリアリティの無いものなのだ。TVの中の革命で血を流す民衆をおかずに朝飯を食い乍ら私は思う。上司の顔見たくねぇ、じゃあ俺も今日死んでみっか、と。
それぞれが問題を抱え、成り行きで加わった者も居るが、退屈な授業とくそったれな世の中と面倒くせぇ人間関係にバイバイしようと彼女らは夜中、学校へ集まる約束をする。それぞれの事情が簡潔に描かれ、リアリティの無いままお別れの儀式が進み約束の時間が近づく。暗く衝撃的な場面も有るが時に笑いで躱す、行定勲監督は確信犯だから。
五人が一列に手を横へ広げる構図が美しい。物語は唐突に終わるが実は何一つ解決していない。でも其れで良いんだ、正解。一朝一夕、世の中なんて変わりはしない。ユビサキの暖かさにちょっとだけリアリティを感じた彼女らは、柵を越える前の彼女らとはちょっとだけ違うのだ。ユビサキから世界を変えていこう。実にキャッチーなコピーじゃないか。リアルに縛られたオッサンには眩しくて羨ましくて死にそうなぐらいだ。
谷村美月の演技力、存在感は特筆に値する。誰かが書いていた様に、此の頃の谷村にもっと後に残る良い役を付けて上げたかった。魔法の時間は意外と短い。
一時間という枠組みの中、淡々とした映像と静かなピアノの旋律に乗せ、
時にブラックな笑いを交えてそこに描かれるのは“こんな世の中”とやらに
嫌気がさして死に向かう四人の高校生の姿。
でも岩井俊二と行定勲の最大の違いは、後者がひどく現実に立脚しているということでは。
彼女たちの死と生へのスタンスは、総じて軽い。
イマドキそんなもんだといわれれば、まぁそうなんだけれども、しかしユビサキに
人のあたたかさを感じ自殺をやめて「永遠をみつけたの」と宣言されても、
なんだかなぁと思ってしまうのが正直なところだ。
「永遠」に付随するであろう重みはどこへいってしまったのだろう。
この映画最大の収穫は谷村美月という存在。
暗さを内に秘めた美形は確実に開花する。目力もつよい。
今注目の若手女優です。
「何で生きているんだろう」
そして、
「死んでも別にいいんじゃない」
を実行しようとする四人の少女
(ジャケットは五人ですが・・・
それは見て確認してください)
一時間の短編で
真ん中あたりまでで、それぞれの家庭の事情が描かれる。
生きてりゃ色々あるんですよ。
十代の少女でも
私のように三十半ば目前で「オジサン」に片足突っ込んだ男でも。
特にそれ以上のストーリーは無く、
かなり強引な落ちで終わる本作品であるが、
目を見張るのが「谷村美月」
ウィキで調べたところ、行定勲に
『「あなたの演技には、何も言うことがなかった」と言わしめた。』
らしい。
確かに「主役」だからと言うのを差し引いても
他の少女たちとは明らかに違う空気をまとい、
オーラを放っている。
もうすでにかなりの数の主演作があるようだ。
この娘の存在を教えてくれたというだけで
意味のある映画かも知れない。