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Windows 8の10インチタブレット「Dell Latitude 10」

マイクロソフトの新OS「Windows 8」の発売とともに注目され始めたWindows 8搭載のタブレットですが、筆者もようやくいくつかのモデルを入手し、実際に使い始めました。

今回は重さ約658g、Clover Trail搭載の10.1インチサイズのWindows 8を採用したデル製のタブレット「Dell Latitude 10」(以下、Latitude 10)を紹介します。

■主なスペックと特長
Latitude 10は、従来ビジネス向けモデルとして販売されていましたが、今年1月に個人向けにも発売が開始されたタブレットです。まずは、基本スペックと特長を見ていきます。

プロセッサインテル バーストテクノロジー対応インテル Atomプロセッサ Z2760 1.8GHz、1.5GHz HFM、600MHz LFM
OSWindows 8 32ビット
メモリ2GB DDR2 SDRAM(800MHz)内蔵
フラッシュストレージ64GB
ディスプレイIPS方式パネル10.1型液晶ディスプレイ(光沢)、
1,366×768ドット、5点タッチ対応
グラフィックスインテル グラフィックスメディアアクセラレーター(533MHz)
ネットワークIEEE 802.11a/b/g/n、Bluetooth 4.0+LE
ポート/スロット/インターフェイスUSB 2.0×1、マイクロ USB 充電用ポート、
ドックコネクタ、720p の前面 HD ビデオ Web カメラおよび 8.0MP 背面カメラを内蔵
SDカードスロット、ステレオヘッドフォン / マイクコンボジャック、ミニ HDMI
プロダクティビティドック(ドックステーション)Gigabit Ethernet、USB 2.0×4、HDMI出力
サイズ/重量274×176.6×10.5mm(幅×奥行き×高さ)/約658g
バッテリ2セルバッテリ(30Wh)
直販価格54,980円

同様のWindows 8タブレットが出てくる中で、スペック的には平凡かとも思われるLatitude 10 ですが、他のタブレットと比較して以下のような特徴を備えています。

●バッテリが着脱可能、必要に応じて4セルの大容量バッテリの装着が可能
●microUSBではなく、フルサイズのUSBポートがある(本機についているmicroUSBポートは充電用)

ちなみに下位モデルとなる「Essentialsモデル」はバッテリ交換不可、充電用のmicroUSBなどは省略されています。

では、実際のところはどうだったのか、早速レビューしたいと思います。


■まずは開封
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パッケージの中身は極めてシンプル、本体とACアダプタのみです。ACアダプタはノートPC用としては比較的コンパクトですが、それほど小型軽量というわけではありません。タブレット端末用のアダプタとしては巨大であるといってもいいと思います。

コネクタは独自、コンセント側のケーブルはミッキー型でかつ太いので、よけいに取り回しが悪いです。


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本体の質感はまずまずです。シボ加工やラバー調の加工がなされているわけではないのですが、特にがたつき等なく、加工精度は高く感じます。

この段階で非常に不満なのは重量です。何度計測しても本体だけで695gあり、公称の658gを上回ります。ここまでくると、他のWindows8タブレット(Lenovo ThinkPad Tablet2、ASUS Vivo tabなど)を100g以上上回り、可搬性は落ちると言わざるを得ません。もちろん、その分バッテリの持ちがいいことになっているのですが、やはり公称とこれだけ違うのはどうなのかな、とは思います。


■本体周囲のボタンやコネクタ類とセットアップ画面
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本体上面、画面回転スイッチ、電源ボタン、電源ランプ、フルサイズのSDカードスロットです。ダミーカード方式です。


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本体右側面にはminiHDMI、フルサイズUSB、ヘッドホン/マイク用端子が並びます。


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本体底面。左から充電ランプ、充電用ACポート兼ドッキングポート、microUSB。


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本体左側面の音量ボタン。


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電源を入れるとWindows 8のセットアップが始まります。特段変わった部分はありませんが、一ヶ所だけ特長的な部分として「Dell アップデート」の画面が表示されます。アップデート情報をDellから受け取るためのメールアドレスの登録が可能です。

次回、同時に購入した各種オプションのレビューに続きます。

記事執筆:wakitakun

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