海外の床といえば、欧米はフローリングやカーペット、アジア・中東では石づくりが中心と、生活形態や習慣によって床の事情は変わる。そして当然だが、それぞれに応じて掃除やお手入れの方法も千差万別。欧米ではカーペット専門の掃除用具があり、中東や東南アジアなどでは、石づくりの床はモップで水拭きが基本。日本の伝統的な床である畳も、水拭きがスタンダードだ。
とはいえ、日本においては近年、畳部屋よりフローリングの部屋が多くなっている。そこであらためて、フローリングの床のお手入れ方法について、住宅建材メーカーの大建工業株式会社広報部の池谷さんにお話を伺ったのでご紹介したい。まず畳と比べた、フローリングの利点を聞いてみた。
どういったラインナップがあるのだろうか?
そうはいっても、やはりフローリングは傷が気になってしまう……。なにか対策はないものだろうか?
なるほど。フェルトやゴムキャップ等でカバーをすれば過度な摩擦は防げ、床が傷付くことはなくなるのだ。ちなみにフローリングは一面平らなので掃除も簡単そうだが……。
畳の情緒や感触がお好きな方もいるかもしれないが、耐久性や手入れの簡単さから判断すれば、フローリングは快適に暮らせる万能床なのかもしれない。好みは人それぞれだが、もしリフォームや物件の購入を考えているならば、その点も考慮してみてはいかがだろうか。