2013年4月17日水曜日

東電会見 2013.4.17(水)13時00分 ~ 福島復興本社 福島第一信頼度向上緊急対策本部 取り組み状況(社長会見) / 東電会見 2013.4.17(水)17時30分 ~ 「地下貯水槽No.2からH2タンクへの移送」 「周辺環境への影響評価」「電気設備対策チーム活動状況」 ・IAEA調査団さま御一行1F視察ツアー ほか。

東電会見 2013.4.17(水)13時00分 ~ 福島復興本社
福島第一信頼度向上緊急対策本部  取り組み状況 本部長 廣瀬社長さま御自らご説明会見



今度発足する汚染水処理対策委委員会に原発推進 経産省だけでなく、規制委員会も加わってやっていくぞ。規制の虜に向けた第一歩。下地作り着々と。

東電会見 2013.4.17(水)17時30分 ~ 「地下貯水槽No.2からH2タンクへの移送」 「周辺環境への影響評価」「電気設備対策チーム活動状況」 IAEA調査団さま御一行1F視察ツアー ほか。



○地下貯水層 高濃度汚染水漏えい関連 4/17(水) ★★★

○地下貯水層 高濃度汚染水漏えい関連 4/18(木)

○報道関係各位一斉メール 4/17(水)

○報道関係各位一斉メール 4/18(木)

○福島第一プラント 4/16(火)

○福島第一プラント 4/17(水)

○福島第一プラント 4/18(木)

○地震関連 4/17(水)

○指示・報告 4/17(水)

○1F 環境モニタリング・サンプリング 4/17(水)

○1F 環境モニタリング・サンプリング 4/18(木)

○その他 4/18(木)



■福島第一の信頼度向上緊急対策本部 活動紹介

○東電石橋:
福島第一の地下貯水層からの水漏れに関しては、今だ、心配、不安を掛けている事を心からわびる。本日は定例会見だが、社長の廣瀬さま、副社長の山口さまが、福島での記者会見で説明した内容から先ず説明申し上げる。

# 謝罪が復活。前回で幕引きかとおもた。

○尾野:
それでは、よろしこだ。先ず、本日だが、社長の廣瀬さまが、福島において、地下貯槽問題の状況と、今般、一連のトラブル等を踏まえ、福島第一の信頼度向上緊急対策本部、という事で設置させてもらっているが、

# 今頃、何当たり前の事をする対策本部を立ち上げてるんだろうか。もっと前から出来なかったのか質問。する、しない、以前の問題。1F安定したので会見減らすと主張したかと思えば、事故後大変な状況、1Fは特別施設だし通常と違うから仕方ない主張。不安を煽っているのは他ならなぬ東電。

その活動状況について説明させて頂いているので、そちらの方からご説明したいと思う。右肩に資料-1と書いている資料を中心に説明したい。「★★★社長さま会見 配布資料 http://j.mp/13eBI9I


地下貯水槽No.2からH2タンクへの移送について

先ず、「★地下貯水槽No.2からH2タンクへの移送について」だが、No.1貯槽からH2タンクへの移送が16日スタートしたところで現在実施中である。で、移送ライン、上の方に書いているが、こちらは今まで説明しているとおりだ。

現場の状況を簡単にスナップで移しているが、汲上げてから、中継タンクを通じて、最終的にH2タンクまで、というところで、主要な場所の写真を付けさせてもらった。http://j.mp/ZZLogj

おおよそのスケジュールだが、H2タンクへの移送、No.2については16日スタートで概ね1週間ほどを目途にしている。水量変化を5ページで参考に付けている。


周辺環境への影響評価(ボーリング調査の進捗)

それから周辺の関連する状況だが、★ 資料-2「周辺環境への影響評価(ボーリング調査の進捗)http://j.mp/ZZLyo1」 というところだが、地下水のモニタリング状況を示している。最新4月16日にのサンプリングデータの結果だが、

★★★サブドレンの井戸。それから検知孔 A, B, C のデータは何れもNDであった。それからぁ、めくって上段だが、地下貯槽周辺のボーリング、モニタリングの進捗状況だが、紫で示したボーリング箇所が8箇所ほどあるが、そちらについては作業進捗中。

青で示した貯水層周りの状況 A-8 だが、こちらもNDだった。それからぁ、地下貯槽の、ええぇぇ、モニタリングの状況という事で、地下貯槽にあるドレン孔、漏えい検知孔のデータを図表の形で整理してみた。http://j.mp/ZZLR2a

1ページ目がNo.1貯水層。こちらについては、出ているところ、出てないところ含めて横ばいの状況だ。

それから、No.2貯水層。こちらは上に菱形で大きく黒く書いてあるが、これが北東方向の検知孔だが、類検知構内の水の回収を開始した意向、若干下がる傾向が見えている。塩分濃度についても、赤い菱形だが同じような傾向が見えているという事である。

それから下の方。No.3貯水層だが、こちらも検知孔から水の吸い出しを行っている側だが、こちらの方も塩分濃度、全β何れも下がっている状況という事だ。No.3地下貯水層のモニタリング結果で見ていくと、

一番下、黒い菱形、北東の検知孔の値が上がっている状況が見て取れるので、こちらについて、ええぇ、検知孔からの、ええぇぇ、水回収を、ええぇぇ、スタートしている。

それからぁ、No.4,6については特に変わったところは見られない状況だ。めくって、ええぇぇぇ、6ページだが、実績ベースで示しているが、ええぇぇ、No.1、No.2、No.3貯水層、こちらは検知孔から吸い上げて貯水層に戻す作業をしている。

この図では、まだ、No.3貯水層は回収箇所は南西方向のみということだが、後の資料で追加しているが、北東方面も実施、開始している。


「福島第一信頼度向上緊急対策本部」電気設備対策チーム活動状況

それから、資料-3、★「福島第一信頼度向上緊急対策本部」電気設備対策チーム活動状況 http://j.mp/10g5biM ということで、こちらの説明をしたいと思う。先ず、電気設備の対策チームの活動状況を示したい。

下に体制を示しているが、汚染水対策については、現在、対応実施中の近々の課題なので、ええ、今ほど説明した通りだが、まさにトラブル対応を実行しているところである。

# 実行している最中でトラブル起こしてるけどな。電流流れる状態で金網張る作業して。

で、その他、ええ、電気関係の対応というのは、ええぇ、ま、今般、一連の停電問題等を踏まえて、至近のことなので、こちらを取り急ぎスタートしているという事である。2ページ目。目的と書いてあるが、こちらは先般説明したとおりで、

トラブルが頻発している状況に鑑みて対応を取っているという事である。下半分、対象設備とあるが、見方としては、電気設備の対策チームの重点の置き方という事で3つほどの視点を置いている。

①敷地外への追加的な放射性物質の放出リスクがあるような設備。②燃料冷却設備の機能喪失リスクを持つ設備。③上記 ①②以外でも地域および社会に不安を与えるリスク、これは火災であるとか、重要設備の停電、

といったようなリスクを持っているところ、という事で、ええ、そういう観点から重要な設備対象として、7つの設備を挙げている。★使用済み燃料プール、共用プール、原子炉注水、原子炉格納容器ガス管理システム、窒素封入、

# リスクに応じた対応をとっているのか、汚染水のレベルに応じた対応は取っているのか、この会見でも再三指摘されてきた東電。で、世間騒がせてから、ようやく当たり前の事、緊急対策本部と大層な名前を付けて実施パフォーマンス。トラブル、事故を未然に防げるわけがない。

それから主要な所内の電源設備、免震重要塔の電源設備、こう言ったところである。ま、それぞれ Step1,Step2 と分けて、Step1から先ずは始めていくという事でスタートしている。4ページ目。http://j.mp/10g9HxI

対応にあたっての着眼点だが、「設備形成上の弱点」、あるいは「現場環境的な弱点」あるいは「設備維持管理の弱点」こういった弱点はないか、といった目で見ていくような見方で進めてきた。

ええぇ、5ページに、先ず状況をざっと整理しているが、現状として高圧電源の多重化というのは、一部7月まで係るものがあるが、これは共用プール関係だが、それ以外は高圧電源の多重化は済んでいるという事である。

ただし、低圧電源回路等のトラブルが発生した場合の手順署は整備されているが、まだ対応が必要なところがあろうかとおもっている。問題点として電源分割や保護リレーの設定値の適切性など、電気系の観点から、一部、改善が必要な場所がある。

また、ええ、設備停止や小動物進入のリスクがある場所という事で、対応を取っておこうという事だ。先ず、先行して、4月12日に見ているが、じゃあ、どんなことがあったか、ということで、6ページにあるが、http://j.mp/10gcCGO

2号機、3号機の資料済み燃料プールを中心に見ている。こちら、ええぇ、例えばこの表だが、抽出された弱点というところで見ていくと、大体9種類に分類できると思っている。項目等と書いてあるが、

小動物の侵入対策、ケーブルの保護の対策、感電防止、電路の確保、ケーブルの誘導、配管及びケーブルルートの分離対策、ケーブル余長の処理、分電盤の固定処置、設置網との連接、ま、こういう事である。

でぇ、2号機プールに関しては、2号機プール電気設備に関わる場所と下の方に書いてあるが、電気品のコンテナ内、一次系系設備のコンテナ内、二次系設備のコンテナ内、あるいは電気品のコンテナの脇、あるいは接地と。

こういった場所を見ていくということで、ええぇぇ、見ている。主な例で示しているが、例えば、2号機の使用済み燃料プールの例だが、ええ、小動物の進入リスクのある場所が、まだあるということで、こちらについては、

先ずは矢印で示しているが、応急処置をしている。こういう事を踏まえた上で、更に恒久的な対策について、しっかり検討して対処したいと考えている。スケジュールは割愛。以下、参考資料とあるが、http://j.mp/11uNg4C

そちらの方は 電源二重化のイメージであるとか、あるいは個別の2号機、3号機でそれぞれの観点で見てきた代表的な場所が例示してあるので参考にしておくんだ。こちらの資料については以上である。


■1F地下貯水層 高濃度汚染水 漏えい事故 関連

それでは手元に配布している、先ずは地下貯槽関係の資料から説明する。先ず「★★★地下貯水槽の漏えいに関わる本日(4/17)の作業実績 http://j.mp/17mOLCI」ということで、簡単に説明したい。

先ず、漏えい原因の調査という事で、2号機(No.2地下貯水層)のシート部分を剥いで、調査を行っていたが、そちらの埋め戻し作業が進んでいるという事である。下半分だが、汚染水の漏えい拡散防止という事だが、

検知孔から水を回収して貯水層に戻す活動について、No.1の北東側、No.2の北東側、それからNo.3の南西側で実施しているが、ええぇぇ、No.3の北東側、ええぇぇ、数値が上がってきた事を踏まえて、本日実施している。

裏面。ボーリングか所等について示しているが、こちら、夕方の取り纏めという事だったので、http://j.mp/14w3OxV 3ページの、ええ、ボーリング作業の青いところだが、

ええぇぇ、★★堀りあがった物があり、青く示しているのがA-8、A-11、A-18が作業完了のところまで進んでいる。それ以外については先程と同じである。

それからぁ、手元に「★地下貯水槽の移送状況について http://j.mp/17mONdK」示しているが、こちらについては先程説明した事と基本的に内容は一緒だ。

その後ろに「地下貯水槽 水位グラフ(4/17 16:00現在)http://j.mp/17mOP5l」「地下貯水槽水位データ http://j.mp/17mOQ9e」水位グラフとチャートを付けているが、こちらについても同じである。

ええぇ、それから、手元にサンプリング測定の結果、数値結果を示しているが、そちらも今ほど説明した通りなので参考にするんだ。「地下貯水槽・貯水槽観測孔・地下水バイパス水分析結果(採取日:4月16日) http://j.mp/ZyKw2i

ええ、地下貯水層関係については以上である。それでは、通常会見で説明していることについて話す。


■福島第一の状況

福島第一の状況 http://j.mp/17mOJKT

[原子炉および格納容器の状況]
1~3号機注水は安定している。

[圧力容器下部温度]
示したとおりで特記はない。
[格納容器圧力と水素ガス濃度]
見たとおりだ。

[使用済み燃料プール]
1~4号機まで循環冷却システム運転中。プールは安定して冷却されている。

[タービン建屋地下溜り水の処理状況 ]
2号機タービン建屋から3号機タービン建屋に移送実施中。3号機タービン建屋から高温焼却炉建屋へ移送実施中。

[水処理設備および貯蔵設備の状況]
サリー運転中。

[その他]
縷々書いてあるが、こちらについては、地下貯槽の関係等の記述なので、先程説明した通りだ。


■高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況

それから「★★福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況(第95報) http://j.mp/17mSdwZ <添付資料> http://j.mp/17mShwJ」を案内する。

添付資料1 建屋滞留水状況 1号機 14,100m3[-200] 2号機 23,800m3[+700] 3号機 20,500m3[-600] 4号機 15,600m3[-200] 合計で1~4号機貯蔵量 74,000m3。

プロセス主建屋に移送されて貯蔵されている量だが、貯蔵施設側(プロセス主建屋15,190[+90]+高温焼却炉建屋 3,730[-150])合計 18,920m3。先週の処理量 5640m3。稼働率 キュリオン0% サリー67.1%。廃スラッジ +0本 使用済みベッセル +2本

# (先週)1号機 14,300 2号機 23,100 3号機 21,100m3 4号機 15,800 合計値 約74,300m3 貯蔵施設プロセス主建屋15,100+高温焼却炉建屋3,880 計18,980m3 処理量 約5700m3。廃スラッジ+0本 使用済みベッセル+0本

濃縮塩水受けタンク量 250,889m3[+1201]、淡水受けタンク23,295m3[-194]濃縮廃液貯蔵槽 5,529m3[+5] 処理水貯槽 1,347m3

# (先週)キュリオン0%、サリー67.9%。使用済みベッセル+4本。濃縮受けタンク 247,688m3[+2407]、淡水受けタンク 23,489m3[+375] 濃縮廃液貯槽 5,524m3[+11] 処理水貯槽 571m3

▲で、こちらについて、前回、どなたかから質問があり、右の方に貯蔵容量が書いてあるが、この貯蔵容量が今回の地下貯槽が使えなくなったことにより、どのような扱いになるのかという質問があったかと思う。

コメ印を付けているが、濃縮円錐受けタンクの所だが、コメ2とコメ3が付いてるが、※3ということで、先ず、5,6号の滞留水貯蔵中のNo.4地下貯水層だが、こちらについてはカウントしていない。

★★それから※4だが、地下貯槽の1,2,3,6、これは現在入っている貯槽だが、こちらについては現状80%の容量でカウントしてる。完全に水が抜け終り、処置が終れば、タンクの整理をしたいと思っている。

★★それから現在、水が入ってないNo.5とNo.7地下貯水層だが、こちらについては元々、処理水の貯槽 ※5に書いてあるが、こちらの貯蔵容量にカウントされていたが、注記は書いていないが、そちらから外している。そういった対処を取っている。

めくって添付3で当面の見通しを示している。http://j.mp/13i6G0H 一番上。2号機タービン建屋の水位コントロールの見通しだが、目標であるOP3,000mm絡まりでコントロール出来る見通し。

3号機タービン建屋の地下水位、こちらもOP3000 絡まりでコントロール出来る見通し。裏面。上段、RO濃縮水の状況。青線が当面予測されるRO濃縮水の保有量の予測だ。それに対する貯蔵容量を赤の階段状の線で示しているが、

まっ、厳しいが何とか満たせる見通し。下の方が地下貯槽から水を抜いていく工程と、その受け入れ先の準備予定工程を示している。参考にするんだ。★それから、ええ、測定関係の定例的な資料が幾つか出ている。


■環境モニタリング・サンプリング

一つが「★★福島第一タービン建屋地下階 溜まり水の核種分析結 http://j.mp/17mNVFS」定例の結果だ。

もう一つが「★1号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果 http://j.mp/17mO10o」とあるが、この一連の資料。(3号機建屋上部 http://j.mp/17mO2Bu)

それから「★ 建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果PDF http://j.mp/17mNUSr」ということである。何れも特記事項はない。

# 原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果 1号機 http://j.mp/ZzWrNj 2号機 http://j.mp/17mNY4L 3号機 http://j.mp/17mNZ8G ~ スルー

# 2号機原子炉建屋排気設備における空気中放射性物質の核種分析結果 http://j.mp/17mO24u

# 昨日プレスのこれもスルー。福島第一原子力発電所2号機原子炉建屋1階MSIV室調査結果について http://j.mp/15ctfE3


■宿題回答

それから、頂いていた質問で、回答の用意が出来ている物について答えたいと思う。

▲先ず、大分以前になって恐縮だが、木野さんの質問で、クレーン等を遠隔操作する人の操作室の雰囲気線量はどれぐらいかという質問があった。

遠隔操作室の瓦礫撤去に無人のクレーンを使っているわけだが、そのクレーンを操作する操作室の線量という質問だった。こちらについては、10μSv/h 未満という状況だ。

▲それから水処理施設の操作室。操作室内の線量は2~13μSv/h程度ということである。

▲それから、AEDに関する講習は行っているのか、という事で救命救急に関わる質問を頂いた。先ずは当社社員に関しては、救命救急は、当直員、技術系職員に関して、消防署の協力を得て普通九球目遺稿集という物を実施している。

大体3年に一回の頻度で行っているということである。震災後はまだ実施してないという事だが、大体3年に一回程度の実施という事である。

★★★で、AEDという事に関して個別の講習をしているかというと、こちらについては、AEDの個別講習はしていないということであるが、AED自身が一般の方でも、使えるような設備という事で、

★★★どなたでも使えるように作られたような設備なので、個別の講習はしていないという事だった。ええ、以上である。

○東電石橋:
それでは質問を受ける。(26分)



■質疑





~ 終了 19時00分(1時間30分

東電サイトを検索

政府・東電 統合会見議事録から検索

規制庁・経産省・文科省から検索