住まいの雑学
子育てしやすい街・住まい選び
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玉置豊
2014年5月27日 (火)

約3000円と1平米から実現できる子どもの隠れ家。キッズテントの満足度は?

小さなマイルームオーナーに突撃インタビュー!(写真撮影:筆者)
写真撮影:筆者

子ども部屋を用意してあげるのは住宅事情的に難しいし、一人だけにするのはまだちょっと不安だけど、子どもだけの専用スペースは与えてあげたい。そんな複雑な親の想いが詰まった室内用キッズテントのオーナーとなった葉月さん(仮名)に、その満足度を伺ってみた。

小さな子ども部屋「キッズテント」のオーナーにインタビュー

今回お話を伺ったのは、めでたくキッズテントのオーナーとなった葉月さん。現在4歳の保育園児である。自分だけの専用スペースを初めて持った正直な感想とは。

約3000円と1㎡があれば実現できる子供部屋!キッズテントの満足度は?

【図1】インタビューに答えていただいたオーナーの葉月さん(写真撮影/筆者)

このお部屋は、どのようにして手に入れたのでしょうか?

「おとうさんとおかあさんに買ってもらった!前からこのかわいいテントがほしかったの」

この部屋はどのあたりが気に入っているのでしょうか?

「なか!」

なるほど。では中は一体どうなっているのか、ちょっと拝見させてください。

「かわいいグッズがいっぱいです。おかあさんにもてつだってもらいました。これはドレッサーです。くつしたもいっこあります」

約3000円と1㎡があれば実現できる子供部屋!キッズテントの満足度は?

【図2】ピンクをメインカラーに据えた女性力の高い室内(写真撮影/筆者)

靴下は洗濯物に出すといいかと思います。それにしてもシンプルな室内ですね。

「おもちゃはこのへやにいれません。おかたづけがたいへんだから」

な、なるほど。では実際ご利用になってみて、広さはどんな感じですか?

「葉月が入れるくらいは大きいです」

すると夜はこの部屋で、一人で寝ているのですか?

「ねません。せまいのでねるところはありませんから」

ワーキングスペース(子どもは遊ぶのが仕事)としては足りているものの、寝室を兼ねるには少し狭いということですね。

約3000円と1㎡があれば実現できる子供部屋!キッズテントの満足度は?

【図3】立ち上がると頭が出るという適度な狭さ(写真撮影/筆者)

ここの室内空間はとてもお気に入りのようですが、部屋の外観についてはいかがですか?

「みずたまがらがかわいいです」

では今のところ、葉月さんにはこの部屋で十分ということでしょうか。

「じゅうぶんです」

ちゃんとした部屋はいつごろ欲しいですか?

「ええと、7さい。 ベッドがあって、おもちゃがいっぱいあって、ほんがいっぱいはいっていて、かわいいハコがあって、かわいいグッズもあるおへやです」

インタビューにお答えいただき、ありがとうございました。どうやらこの部屋の満足度はかなり高いようです。

開発担当者の狙いを伺ってみました

このキッズテントを販売している株式会社ニトリの開発担当者に、どういった意図でこの商品をつくったのか伺ったところ、「3歳から小学校低学年をターゲットとして、秘密基地や隠れ家のような自分だけの空間をつくりたいと思って開発しました」とのお答えをいただきました。まさに葉月さんにぴったりだったようです。

自分が子どものころ、家の外にこっそりと秘密基地をつくったことがあるという人も多いかと思います。今の時代の子どもにそれを実現させることはなかなか難しいですが、これなら親の目が届く場所に置いておけるので、子どもに安全な秘密基地を持たせてあげることができますね。これぞ「公然の秘密」基地。

約3000円と1㎡があれば実現できる子供部屋!キッズテントの満足度は?

【図4】監視カメラを付けなくても、天井から丸見えの室内(写真撮影/筆者)

子ども部屋や秘密基地としてだけではなく、キャンプごっこやお店屋さんごっこにも大活躍するこのキッズテント。来客時など部屋を広く使いたいときには、テントなので畳んだり移動したりして簡単に一時退去してもらうことができることも、地権者である親側としてはポイントが高いようです。

最近はさまざまな種類の室内用テントが発売されているので、子どもと一緒にショールームめぐり感覚で、家具店や輸入雑貨店などに訪れてみてはいかがでしょうか。DIY派であれば、段ボールなどで手づくりするのも楽しそうですね。ちなみに大人がここに入ってみても、なかなか落ち着くものですよ。

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子育てしやすい街・住まい選び 予算や間取り、エリアに加えて子どものことも考えた住まい選びは悩みも多い。子育て世帯が暮らしやすい街・住まいについて考えましょう。
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