ドコモ「エクスペリア」20万台追加 販売好調で月内に
NTTドコモは高機能携帯電話(スマートフォン)の主力製品、英ソニー・エリクソン製「エクスペリア」を20万台追加する。4月の発売から国内の累計販売台数が30万台を超えるなど好調で、7月末までに供給量を増やす。ドコモは10月にも機能追加を計画しており、米アップルの「iPhone(アイフォーン)」に対抗する。
「エクスペリア」は米グーグルの基本ソフト(OS)であるアンドロイドを搭載したスマートフォン。製造するソニー・エリクソンは全世界に同じ端末を供給、日本市場では一時、品不足感も出ていた。発売後3カ月間の比較ではソフトバンクモバイルが扱うアイフォーンに並ぶ出荷ペースとなっている。
ドコモは10月にも「エクスペリア」向けにOSの新バージョンをダウンロード形式で配布、新機能を追加する。画像処理や各機能の動作が速くなるほか、待ち受け画面に動画を表示できるなど機能を充実させる。9月には通常の携帯電話の「iモードメール」も使えるサービスを始める。
ドコモは2010年度内にスマートフォン全体で100万台を販売する計画。人気機種の拡充と機能追加で販売拡大につなげる。