電子教科書10のハードル(2010.02.18 http://twilog.org/koshix)

  1. 学校教育は社会的な世代間の情報文化伝達の営みであり、それ自身を含めた社会システム維持を志向するという本質的に保守的な側面を持っている。 #e_textbook

  2. 導入における社会的な総費用を考えた際の効用が正にならない。あるいはそれが既得権益集団の利益にならない。 #e_textbook

  3. 近年の社会変動が大きすぎて教育行政や教員層が疲弊しており、この方向(ICT)での現状変革を望むベクトルが出てこない。 #e_textbook

  4. 新しいメディアを従来の教育方法(そう簡単には変わらない)に継ぎ足すことが、本当に子どもの学びのプラスになるのか疑問である。 #e_textbook

  5. 授業中の情報チャンネルが拡大拡散してしまうことで教師が教室の子ども達を十分に制御できなくなる。 #e_textbook

  6. 印刷メディアは最も歴史が長く蓄積も大きいため、その電子化に対するしきいは他のメディアの比ではない。 #e_textbook

  7. 各種団体企業組織の利害対立からユーザインターフェースやユーザビリティーについての包括的な議論が困難である。 #e_textbook

  8. システムの安定性や堅牢性、電力・情報供給ルート及びその保守維持など実運用に関する大きな課題がある。 #e_textbook

  9. 電子教科書=電子ノートに書き込まれる膨大な個人情報の管理の問題や日本における著作権の壁などから利用に大きな制約が生じてしまう。 #e_textbook

  10. あなたにとっても最も大きな障壁は何ですか? #e_textbook

#なんで10のハードルなのに一つ足りなかったんだろうか?
【参考】電子教科書5つの原則 【参考】電子教科書20の質問