本当にあった! 虹彩認証で「アナタ ハ カンシ サレテイマス」な街

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本当にあった! 虹彩認証で「アナタ ハ カンシ サレテイマス」な街

想像してみてください。

毎分50人を識別できる虹彩スキャナーを政府が街中に設置する世の中を...。考えるだけでゾっとしますよね。でもこれ、既に想像の中の話じゃなくなってるんです。今、この瞬間もスキャナーで見られてる人たちが存在してるんです!

それは、メキシコにあるレオン市。メキシコは実際にR&D firm Global Rainmakers Incのリアルタイムに眼球の虹彩模様をスキャンして人物の身柄を確認する虹彩スキャナーを設置しているんです。

このスキャナーは、人々が立ち止まったりカメラを見たりしなくても通りすがりでパパっと目をスキャンできます。こんな風に。

まるで、映画マイノリティーレポートの世界ですよね。

レオンには、TPOにあわせて違った種類のマシーンが設置されています。毎分50名を識別できる大きなスキャナーと、ビデオでご覧になった小さなスキャナーEyeSwipe。これは毎分15名~30名を識別して認証することができるそうです。これらのディバイスはバスターミナルや駅に設置され、データベースに関連付けられ、都市中の人々を追跡することができるんです。

レオンのお役人とシステムの支持者は、虹彩認証を導入することで、犯罪や詐欺が無い街になることを望んでいるそうです。そして、Global Rainmakersの最高開発責任者Jeff Carterによると...

もし、あなたに前科があったら、このシステムは緋文字になるでしょう。もし、あなたが万引きの常習犯だったとすると、あなたには万引き常習犯のフラグが付くので、お店の人に常にチェックされたり、お店に入れないようになるんです。場合によっては飛行機に乗れないなんてことも起こります。

をぉぉぉぉっ。管理されまくりで怖すぎるよぉ。今のところ、虹彩スキャナーの対象は、レオンに住む100万人のうち、前科者のみだそうですが、「前科の無い一般の人達にも対象になりませんか? 目をスキャンさせてください」とオファーをだしているそうです。ただ、これは序の口で、Carter曰く10年以内に地球に住む全ての人をこの虹彩追跡システムのデータベースに登録したい、いやいや、する必要があるという野望を抱いているようです...。

将来的には、自分の家に入る時、車に乗る時、職場に入る時、処方箋をもらう時、診察にかかる時、全て虹彩がキーになるでしょう。10年以内には、地球上全ての人、場所、物が虹彩で繋がるようになるんです。

そりゃ、Carterのビジネス的にはいいかもしれないけど...プライバシー無さ過ぎ。こんな世界には住みたくないですよね。ところで、サングラスしてても認識できちゃったりするのかなぁ?

[Global Rainmakers via Fast Company]

-Jesus Diaz(原文/junjun )