【2月20日 AFP】「いつもお待ちしております」との文字が書かれた霊きゅう車を、危険な交差点に設置するという一風変わった広告方法を、オーストリア北部ラープ(Raab)の葬儀場が始めた。地元紙Bezirksrundschau Schaerdingが18日伝えた。

 この大胆な広告を設置したのはラープにある葬儀場の広報責任者マイク・ライゼッカー(Mike Reisecker)氏。すでに地元商工会議所が「恥知らずでゾッとする」と憤慨している。

 一方、ライゼッカー氏は、安全運転意識の向上に役立つことも期待できると反論する。

「ドライバーは注意するようになり、安全運転を心がけるだろう。われわれは型破りではあるが、その一方で敬意も払っている」

 いずれにせよ、ライゼッカー氏の葬儀場をネットで探すのはとても容易なようだ。というのも、同氏のウェブサイトのアドレスは(墓標に刻み込まれる「安らかに眠る」という意味の「RIP」を利用したアドレス)「www.rip.at」なのだから。(c)AFP