WeezerのステージにMy Chemical Romanceが乱入。「My Name Is Jonas」を歌う

WeezerのステージにMy Chemical Romanceが乱入。「My Name Is Jonas」を歌う

9月21日に行われたWeezerのライブに、My Chemical RomanceからGerald Way、Mikey Way、Ray Torroの3名が乱入、Rivers Cuomoと1994年のWeezerのファースト・アルバムから「My Name Is Jonas」を熱唱したそうだ。

WeezerとMy Chemical Romance。すごくよくわかる話だ。なぜなら、両者はともに「ベッドルームで身悶えしている少年少女たち」のために立ち上がった、同じように「ベッドルームで身悶えしていた少年少女」だったからだ。

両者がちょっと違うのは、Weezerがまさに、「ロック・スターになれない、ロック・スターになりたい少年」による願望の音楽であったために、そのような「ごく普通の情けない少年少女」がロックのステージに上がること、その権利の獲得の物語であったのに対し、My Chemical Romanceは、同様にロック・スターにはなれないのだけど、それならば、彼らにとってのコミック的なヒーローやヒロインになってしまえと歌った点にある。そこに、時代的変化の背景の違いがある。あるのだけど、しかし、それは同じだ。なぜならそれは、同じ場所から歌われたものだからだ。

その共演の映像はこちらから。

http://www.nme.com/news/my-chemical-romance/53118

ちなみにこのライブ、Weezerのニュー・アルバム『ハーリー』のジャケットに起用された俳優、ホルゲ・ガルシアも来ていて、「Keep Fishin'」を歌ったそうである。

それにしても、なぜRivers Kuomoは、ホルゲ・ガルシアをジャケットにしたのか、それについては、また別のブログで。
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