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キッズルーム・ゆったり座席…近鉄、観光用特急に新車両

2010年2月14日

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 「降りたくなくなる特急に」――。近畿日本鉄道は、20年ごとに社殿を建て替える伊勢神宮(三重県伊勢市)の「式年遷宮」に合わせ、2013年までに新しい観光特急車両を投入する。子どもが自由に遊べる「キッズルーム」や展望車、ビュッフェを検討。高速道路の大幅割引やJRとの競合で減少する特急需要を開拓する考えだ。

 大阪、京都、名古屋各市の主要駅と三重県・伊勢志摩方面を結ぶ特急列車への投入を計画している。利用客1万人を対象にした車内アンケートをもとに、子どもの遊びスペースを設ける一方、これまで効率を優先して平日は取りやめていた車内販売の復活やビュッフェの新設で、大人がお酒を飲めるメリットも前面に打ち出す考えだ。

 現在は縦4列が基本の座席を3列や2列にして幅をゆったりさせたり、個室を設けたりすることも想定している。

 アンケートでは、青や白を使った流線形の外観を求める声が多く、車両デザインも改める。小林哲也社長は「(新幹線の速さや車の割安感と)同じ土俵で戦っても勝ち目はないので、全く新しいコンセプトの車両を導入したい」と話している。

 式年遷宮は20年に一度、社殿を造り替える大祭。13年10月から新しい社殿に参拝できる予定だ。(佐藤亜季)

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