負傷した同乗者を放置して逃走

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8日早朝、宮崎県宮崎市で検問を突破して逃走していた乗用車が路外に逸脱。立ち木に衝突する事故が起きた。クルマの運転者は負傷した同乗者を車内に置き去りにしたまま逃走。警察は後に同市内に在住する22歳の男をひき逃げなどの容疑で逮捕している。

宮崎県警・宮崎北署によると、事故が起きたのは8日の午前5時10分ごろ。これより約10分前の午前5時ごろ、宮崎市中心部の繁華街で行われていた飲酒検問を1台の乗用車が突破。待機していたパトカーがただちに追跡を開始した。

クルマは100km/h超の速度で信号無視を繰り返しながら逃走。検問が行われていた場所から約12km離れた宮崎市塩路(N31.58.30.9/E131.28.36.7)付近の市道を走行中に路外へ逸脱し、立ち木に衝突。クルマは中破して自走不能となったが、運転していた男はクルマを乗り捨て、徒歩で逃走。車内には重傷を負った同乗者が取り残されていた。

警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始。クルマを所有する同市内に在住する22歳の男が容疑に関与したものとみて行方を追っていたが、事故現場から約2km離れた場所にある自宅に戻っていた男を発見。同日夜に自動車運転過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。

現場は片側1車線。調べに対して男は「飲酒運転の発覚を恐れて逃げた」などと供述しているようだ。発見した時点ではアルコール分が検出されなかったが、警察では飲酒運転容疑でも調べを進める方針だ。

《石田真一》

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