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創造性とは何か: その理解と実現のために (りぶらりあ選書) 単行本 – 2008/6/1

3.7 5つ星のうち3.7 4個の評価

教育や企業の現場で「創造性」が語られてから久しい。ただそれは「目新しさや自由きままな思いつきの追求」の類ではなかったか。この種の「創造性」についての誤解を、科学と技術、芸術、数学などの本質を説きつつ正し、さまざまな歪み現象を生んだ伝統的な創造性理論に対して哲学的視点から「知識と技能」を踏まえた創造性の実現を提示する。教育の実践に貴重な示唆を与えてくれる好篇。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 法政大学出版局 (2008/6/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2008/6/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 208ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4588022369
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4588022364
  • カスタマーレビュー:
    3.7 5つ星のうち3.7 4個の評価

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シャロン・ベイリン
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2023年9月27日に日本でレビュー済み
序(“創造性”についての歴史的背景;今日の見解;今日の見解に伴う問題点)
第1章 創造性とは(創造性、目新しさ、そして連続性;芸術;科学と技術;数学;日常生活での問題解決と創造性;要約)
第2章 価値(芸術の価値;科学の価値;芸術と化学;要約)
第3章 成果、過程、人(成果;過程;人;要約)
第4章 規則、技能、そして知識(規則と芸術;規則と科学;知識と問題解決)
第5章 創造性にさらに付け加えるもの―想像力(創造性に技能と、さらに付け加えるもの;科学と、創造性にさらに付け加えるもの;アイデアの着想と批判;心情と態度;創造性を育成すること)
2012年3月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 ひところは、イチカワ何がしとかカワキタ某をはじめ、創造性を声高に叫んで「創造性工学」なるイカガワシイ連中が我が日本にも跋扈したものだが、今やウンともスンとも「創造性」は語られなくなった。創造性は、そんなトリッキーなものでなく、文化の創造にほかならないという本書こそ、資源が乏しく、今後は文化発信国として存在感を世界に発信するためにも、本書は一読の価値があるのではないか。とワシは愚考する。
2008年11月28日に日本でレビュー済み
本書を一読して思い知ったのは、創造性という概念がいかに知的に混乱した状態にあるかということ。著者ベイリンが批判してやまない「思考プロセスの独自性としての創造性」や「創造的人格特性」といった心理主義的見解は、紛れもなく『天才の脳科学』の著者アンドリアセンが擁護する見解にほかならないように思えることからして創造性概念の混乱状態は明白です。

ベイリンの哲学的論証はその仮想敵がいささか戯画化・単純化されすぎている気味があり、そのためベイリン自身の論証の説得力も切れ味が鈍いというのが率直な印象。プロセスに力点を置く心理主義的見解に対して「伝統に対する貢献・有用性としての創造性」という結果としての産出物に力点を置くベイリンの見解自体は頷けるのですが、ベイリン自身の説明の仕方はあまり巧みとは申せません。

特にクーンの『科学革命の構造』を完全に誤読してしまっておられて、そのあまりの勘違いぶりはクーンに批判的な科学論者でも眉をひそめるに違いないほどです。そういう本がカナダでは教育学会賞を受賞しているというあたり、賛成であれ反対であれ畑違いの異分野の業績に口を出すことの難しさを思い知ります。
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