マイクロソフトが満を持してリリースした、無料のオンラインアプリケーション「Office Web Apps」。これまでGoogle Docsに遅れをとっていた、オンライン上でのドキュメント共有やコラボ編集で、Officeの巻き返しが期待されています。では、従来型の有償デスクトップソフトウェア『Office 2010』と、どう違うのでしょう? このテーマについて、豪Lifehackerがまとめています。
■WordWord2010では、ホーム・挿入・ページレイアウト・参照・メール送信・レビュー・表示の7種類のリボンタブがあるが、「Word Web Apps」では、ホーム・挿入・表示の3つしかない。
(1) Home(ホーム)の画面Word2010
Word Web Apps
(2) Insert(挿入)の画面Word2010
Word Web Apps
(3) View(表示)の画面Word2010
Word Web Apps
■ExcelExcel2010では、ホーム・挿入・ページレイアウト・数式・データ・レビュー・表示の7種類のリボンタブがあるが、「Excel Web Apps」では、ホーム・挿入の2つしかない。
(1) Home(ホーム)の画面Excel2010
Excel Web Apps
(2) Insert(挿入)の画面Excel2010
Excel Web Apps
■PowerPointPowerPoint2010では、ホーム・挿入・デザイン・変換・アニメ・スライドショー・レビュー・表示の8種類のリボンタブがあるが、「PowerPoint Web Apps」では、ホーム・挿入・表示の3つのリボンだけ。
(1) Home(ホーム)の画面PowerPoint2010
PowerPoint Web Apps
(2) Insert(挿入)の画面PowerPoint2010
PowerPoint Web Apps
(3) View(表示)の画面PowerPoint2010
PowerPoint Web Apps
■OneNoteOneNote2010では、ホーム・挿入・共有・図形・レビュー・表示の6種類のリボンタブがあるが、「OneNote」では、ホーム・挿入・表示の3つのリボンに限定されている。
(1) Home(ホーム)の画面OneNote2010
OneNote Web Apps
(2) Insert(挿入)の画面OneNote2010
OneNote Web Apps
(3) View(表示)の画面OneNote2010
OneNote Web Apps
これらの画像をざっと比較するだけでも、デスクトップ版の『Office 2010』のほうが、機能が充実しているであろうことは、想像に難くありませんね。とくにExcelは、この傾向が顕著。ウェブアプリ版は、かなりアッサリしています。ポイントは、どこまで必要なのか? という点。標準的なフォーマットで、シンプルなドキュメント作成するだけなら、ウェブアプリ版でも十分かもしれません。言い換えれば、『Office 2010』の購入を検討しているなら、「『投資』に見合うだけの効果が期待できるか?」を、冷静に判断したほうがよさそうです。
このほか、『Office 2010』とGoogle Docsの比較については、こちらの記事もご参照くださいね。
Comparing Office 2010 Desktop And Office Web Apps In Pictures [Lifehacker AU]
Angus Kidman(原文/訳:松岡由希子)