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　俳優の水谷豊が“神の手”を持つ世界的天才外科医を演じることが14日、わかった。今秋放送のスペシャルドラマ『外科医　須磨久善』（テレビ朝日系）で、大ヒット小説『チーム・バチスタの栄光』で知られる医師で作家・海堂尊氏のノンフィクションが原作。心臓移植の代替手術であるバチスタ手術を日本で初めて成功させた心臓外科医・須磨久善氏の実話をドラマ化する。須磨氏から直接指導を受け、手術の演技に挑む水谷は「役者としてどこまでたどり着けるのか、不安より楽しみの方が大きい」と気合い十分だ。

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　特発性拡張型心筋症に対する外科的治療として考案され、拡張した心臓の左心室を3分の1程度切り取り形を整える“バチスタ手術”。日本では、1996年12月に当時、湘南鎌倉総合病院副院長兼心臓血管外科部長だった須磨氏が初めて行った。須磨氏は、その後も、手術器具の開発や手術法の改良を重ね、手術の成功率を飛躍的に高め、“ゴッドハンド”と世界的に知られている。

　そんな彼の半生を、『チーム・バチスタの栄光』『ジェネラル・ルージュの凱旋』などの『チーム・バチスタ』シリーズで知られる海堂氏が初のノンフィクションとして上梓したのが同作『外科医　須磨久善』だ。

　映画化、ドラマ化も続く人気シリーズの原点となる須磨氏を演じる水谷は、刑事ドラマ『相棒』（テレビ朝日系）でわずかな状況の変化から事件の真相に迫る天才刑事・右京役でお馴染み。そんな彼が今作では天才心臓外科医を熱演する。

　共演には、女優・薬師丸ひろ子、俳優・宇津井健、中村雅俊らが名優が顔をそろえ、多くの患者の命を救った名医の秘話を映像化する。