最適な方法を判断する
予備のバックアップを確保しておく必要がある場合は、iCloud でバックアップを作成し、コンピュータでもバックアップを別途作成しておけます。デバイスのバックアップ方法についてはこちらの記事、バックアップからデバイスを復元する方法についてはこちらの記事を参照してください。
iCloud
- バックアップを iCloud に保管する
- 最大 12 TB のストレージを利用できる (Apple One プレミアプランなら最大 14 TB)
- バックアップは常に暗号化される
- どこからでも Wi-Fi を使ってバックアップを作成および使用できる
コンピュータ
- バックアップを Mac または Windows パソコンに保管する
- 使えるストレージは、Mac または Windows パソコンの空き容量によって決まる
- バックアップを暗号化できる (デフォルトでは暗号化なし)
- Mac または Windows パソコンでバックアップを作成および使用できる
iCloud バックアップ
Wi-Fi ネットワークに接続されていれば、iCloud を使ってデバイスをバックアップできます。iCloud でバックアップする際、デバイスをコンピュータに接続する必要はありません。
iCloud バックアップでは、デバイスに保存されている情報と設定内容のうち、iCloud にまだ同期されていないものがバックアップされます。以下のデータは iCloud バックアップの対象にはなりません。
- 連絡先、カレンダー、メモなど、すでに iCloud に保存および同期されているデータ
- 写真 (iCloud 写真をオンにしている場合)
- iMessage、テキスト (SMS)、マルチメディア (MMS) メッセージ (iCloud とメッセージを同期している場合)
- ほかのクラウドサービス (Gmail、Exchange メールなど) で保管されているデータ
- Apple メールのデータ
- Apple Pay の情報と設定内容
- Face ID や Touch ID の設定
- iCloud ミュージックライブラリおよび App Store のコンテンツ
コンピュータで作成するバックアップ
コンピュータで作成するデバイスのバックアップでは、同期する場合とは違い、デバイスのほぼすべてのデータと設定情報が対象になります。以下の情報は、コンピュータで作成するバックアップの対象にはなりません。
- iTunes Store および App Store から入手したコンテンツ、または Apple Books に直接ダウンロードした PDF
- Mac や Windows パソコンから同期したコンテンツ (読み込んだ MP3 や CD、ビデオ、ブック、写真など)
- iCloud にすでに同期および保存されているデータ (iCloud 写真、iMessage、テキスト (SMS) およびマルチメディア (MMS) メッセージなど)
- Face ID や Touch ID の設定
- Apple Pay の情報と設定内容
- Apple メールのデータ
- アクティビティ、ヘルスケア、キーチェーンのデータ (これらのコンテンツをバックアップするには、バックアップを暗号化する必要があります)
Mac または Windows パソコンでバックアップする方法、バックアップを探す方法、不要になったバックアップを削除する方法
デバイスのバックアップを別の種類のデバイスに使えますか (たとえば、iPhone のバックアップを iPad に使えますか)?
別の種類のデバイスのバックアップからデバイスを復元できますが (iPad のバックアップで iPhone を復元するなど)、特定の種類のデータは転送されません。
- 写真 (iCloud 写真を使わない場合)
- メッセージのメッセージと添付ファイル (iCloud とメッセージを同期していない場合)
- ボイスメモ
- 設定しようとしているデバイスに対応していないアプリ (たとえば、iPad 専用のアプリは iPhone に転送されません)