■ツイッター7つの仮説

グロービスという会社の堀さんという人が面白い記事を書いていたのでちょっと突っ込もうかと。
あ、この堀さんは、私の天敵の堀紘一とは別人です。

仮説1:ITの進化に伴い、議論の質が下がる。

1996年にニフティというのもいかにも時代遅れというか、先端ではない気もするんだけどまあ、それは置いといてニフティ掲示板と比べてtwitterのほうがレベルが低いってのは無いな。twitterにはそれなりの有識者というか結構面白い人たちが沢山いて、それがRTされたりして今まで有名出なかった人なんかもフォローできて意図的にその人たちの間で議論が出来、さらにそこからまとめてブログにしてさらに議論を深堀できる。金融日記の藤沢さんとか、うまくつかってる気がするな。

しかも素晴らしいのはそれがオープンであること。当時のニフティ掲示板みたいな閉鎖空間にいると、空気が淀んでくる。変なルールとか出来てね。俺がパソコン通信嫌いだったのもそういう雰囲気。

仮説2:一方では、訴求力・リアルタイム性が抜群に上がる。ツイッター(SNS)、ブログ、動画などの組み合わせにより、よりパワフルな発信力を個人が持つようになる。

まこれはその通り。でも議論の質は低下するどころか向上する。馬鹿なコメントは無視してればいいし。

仮説3:知のインプットの時間が減るので、人々は扇動されやすくなる。

知のインプットに関してまだまだ人々のブラッシュアップの仕方は甘い。テレビなんぞ見ている時間はない。私が見るテレビ番組は既にtwitterでソーシャルフィルタリングされたものだけだ。動画コンテンツは見る時間がかなり減った。映画・DVDも同様だ。雑誌を見る時間も無くなる。iPhoneなどで積極的に空き時間を情報インプットに使わないといけない。馬鹿なテレビワイドショーで煽動されるよりよっぽどマシである。

仮説4:パーソナルな情報がマスメディアを凌駕する。

これはその通り。

仮説5:コミュニケーション依存症(ジャンキー)が増え、物理的交流の機会が減る。

減らない。むしろ増える。携帯電話やインターネットのメールのお陰でリアルな出会いの場は飛躍的に広がった。居酒屋などの外食産業の今の隆盛はそれがベースになっている。例えば今時家に帰って月9のドラマは見ない。だから視聴率が下がっている。友達と会ったほうがよっぽど面白いからだ。twitterはそれを加速する可能性がある。実際私は知人・友人のtwitterをみて飲み会に飛び入りしたりしている。面白いのはそれが受動的なところである。つまり「俺○○で飲んでるよ」っていうつぶやきをみてそこに合流したりすることがこれから増えるはずだ。

仮説6:ツイッターのフォロワーは、共感、情報、知恵などの全人格的な面白み(エンターテインメント性)を求める。

RT機能があったりするので、その限りではない。私もtsudaられたりするとウザイのでフォローはずしたりするが、軽い気持ちでフォローする事もある。リスト機能もある。フォローはずされてもリストで見ている人もいる。twitterの本質はリアルタイム性にあるんではないかな。同じ時間帯に見られていないと効果が半減するが、RT機能があるので注目記事は寿命が長い(といっても1日程度が限度)。だから炎上もしにくい。

仮説7:最終的には、ツイッターも駆逐される。

それはその通りだが、意外に寿命は長い気がしている。なぜならみんな飽きるどころかつぶやきが増える方向にある気がする。eメール並みに長生きする可能性は十分ある。

というわけで、あまり堀さんは使い込んでいない印象だ。

さて続いて、サイト紹介など。

細野さんの面白い会計的視点からの小沢・鳩山事件を語る

細野さんは凄い才能だと思う。特捜部は彼を雇うべきだろう。味方になってくれるかどうかは分からないが。

あと、国母君フォロー記事。

国母問題についてのスノーボードチームコーチの説明

あと、逆効果。

[確定申告]かけ声むなし? 鳩山首相「税金払って」

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