Android 2.2はテザリング対応、5倍高性能に

» 2010年05月14日 17時41分 公開
[Clint Boulton,eWEEK]
eWEEK

 Googleは次期版モバイルOS「Android 2.2(Froyo)」を来週のGoogle I/Oイベントで立ち上げる見込みだが、同OSの詳細が早くもネットに出回っている。

 AdobeとGoogleは既に、Android 2.2がFlash 10.1をサポートすることを認めている。同OSでは断片化(複数のバージョンの乱立)の問題が抑えられるとも報じられている。

 また、同OSはAndroid 2.1よりも450%高速だとAndroid Policeブログが報告している。TechCrunchは、同OSはテザリングをサポートし、Wi-Fiホットスポットとしても使えると伝えている。

 Android PoliceはAndroid 2.2をNexus Oneにインストールして1週間テストし、Linpackベンチマークテストで動作速度をほかのデバイスと比べてみた。

 テストの結果、Android 2.2を搭載したNexus Oneは37.5MFLOPSのスコアをたたき出した。Nexus OneにAndroid 2.1を搭載した場合は6.5M〜7MFLOPSなので、性能が450%高まっていると言える。スクリーンショットはこちら

 またTechCrunchは、Android 2.2には、ノートPCを携帯端末に接続してデータ通信できるUSBテザリング機能が内蔵されていると伝えている。同OSには、AndroidデバイスをWi-Fiホットスポットに変える機能もあるという。スクリーンショットはこちら

 これらの機能は、Androidが携帯電話を単なる小さなモバイルコンピュータではなく、今日のノートPCやデスクトップPCの機能性を一部実現できるモバイルコンピュータに変えられるということを示している。

 これらはAndroid 2.2の重要な機能だ。そこで疑問なのが、同OSがスマートフォンに採用されるまでどのくらいかかるかということだ。5000万台以上売れているiPhoneの次期版が来月発表されることを考えると、これは重要な疑問だ。

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