彼の夢はオール・キノコ・ハウスを建てることなんだって。
Philip RossaさんはFar West Fungiというキノコ農園で働いています。そして、彼らは未来のあなたの家を育ててるのです! というのは大げさかもしれないですけど、キノコから非毒性で、火に強くて、カビや水の浸透を防ぐブロックを開発中なんです。
この農園には、キノコでいっぱいになった運送用コンテナが沢山ありますけど、Rossaさんが気にかけているのはキノコの味じゃなくて、菌糸として知られている「菌類の薄くて、白い根状の繊維」です。彼はこの繊維で素晴らしいブロックを作っているんです。
菌糸は、そんなに美味しくないけど、いったん乾燥すると、素晴らしい驚くべき特性を発揮するんです。それは非毒性で、耐火性があって、カビや水の浸透を防ぐんです。そして、グラスファイバー断熱材よりも沢山の熱を閉じ込めることができるんです。おまけに、同じ重さのコンクリートよりも強度が高いんです。
キノコで出来た素材がそんなに強いわけないじゃん! と思うかもしれないので、Rossさんの経験談をご紹介したいと思います。Rossさんが6フィート×6フィートのアーチ道を、500個のキノコ・ブロックで作る間、キノコ・ブロックが、あまりにも堅くて沢山のヤスリと鋸刃が壊れちゃったんだって。
ちなみにRossさんは、いつの日か沢山の道具を壊しながら、キノコ・ブロックだけを使って一軒の家を作りたいと望んでいるとか。菌糸でできた家っていうと、人によってはゾゾっとしちゃうかもしれないけど、僕は丈夫で安全でエコなキノコの家に住みたい派かも。スマーフみたいにね。
[Time via Futurismic]
-Rosa Golijan(原文/junjun )