一時「水からの伝言」をdisるのが流行った。
私はむしろ、疑似科学を批判する人達が科学に対して謙虚じゃないなってことをあれこれ言ってたけど、そんなことは別にして水に「ありがとう」と言ったところで何か起きるとはとうてい思えない。仮にそんなことがあったとしても、それは「ありがとう」という「言葉」に意味があるわけではないはずだ。水は人の言葉を解さないんだから。いくら「ありがとう」と言っても、ただの水だ。
でも、
女の子に「かわいいね」って言い続けてるとかわいくなる
ものなんだよ。
人は好意的な評価を受けると、無意識に同じ評価を得ようとして、同じような行動を取るように誘導されるものらしい。これは「褒められて伸びる」の類だけじゃなくて、他人を誘導するためにも使えることは覚えておいていい。そして、たいていの場合、禁止や否定で誘導するよりも有効なのだそうだ。双方の立場の違いもあまり関係なく、立場が下の者が上のものを誘導するのにも使えるらしい。
ところで、意外に思えるかも知れないが、
世の中、全くかわいくない女性なんていない。
どんなブスでも、かわいい一面はあるものだ。よく出会い系サイトにあると言われる「奇跡の一枚」とかそういった一面の切り出しだと言えば、想像がつくだろう。
また、どんなにかわいい娘でも、表情一つでブスになる。「アイドルの素顔」とかよく画像掲示板にあったりするのだが、それを見てもわかる。
これは「表情」だけでないのは言うまでもない。ファッションや行動も同じだ。だから、ある程度「かわいい」は作ることが出来るのだ。
となれば、女の子のかわいい側面を発見して「かわいいね」って言い続けていれば、彼女はその「好意的評価」を得ようとして、「かわいい側面」をまた見せてくれるようになる。最初は何がそうだかわからなくても、何度も何度も言っていれば、だんだんどうすればそう言われるかわかって来るだろうし、それに気がつけば無意識にその側面を見せるような努力をしてくれる。つまり、だんだんかわいくなって行くのだ。
だから、
水に「ありがとう」って言い続けてもただの水だけど、
女の子に「かわいいね」って言い続けてると、かわいくなる
ものなのだよ。
PS.
「本当にかわいくなっているのか、自己暗示なのか」とゆーコメントがあちこちであるんだけど、どっちだっていーじゃん。
かわいいが勝ち
なんだから。てーか、そこをつっこむってのは、非モテ思考だと思った方がいいぞ。氷が解けると水になるけど、雪が解ければ春になるのだ。
PS2.
このエントリの元ネタは、例によってtwitterに書いたことなんだけど、RTやらファボの数がとんでもないことになってる。しかも、内容を良く見ると、スイーツ(笑)っぽい人だけじゃなくて、普段はお堅いtweetをしている人もいっぱいいる。男にはいまいちピンと来ないけど、女性には「かわいい」って大事なことなんだなと、あらためて認識した。
ピンバック: Tweets that mention 「女の子からの伝言」 | おごちゃんの雑文 -- Topsy.com
可愛くないと思いこんでる子はそう言う言葉が心に届かなくなってて、有名なエステティシャンとかは、施療中のトークでそう言う心の壁を壊せるから劇的に美人に出来るとか言う話を聞いた事がありますね。
女の子の写真を撮る写真家が「いいね、いいねー」って言ってると、だんだんかわいくなって来るって話してた。普段言われ慣れてる娘だってそうなわけで。