激突アジアvs日本企業(日経ヴェリタス5月2日付から)
国内の人口減少に悩む日本企業にとって、20億人という膨大な人口を抱えるアジア市場が生命線になりつつある。だが「アジア内需」を狙っているのは日本企業だけではない。
世界80カ国以上で250億食を超えるカップめんを提供してきた日清食品ホールディングス(証券コード2897)。世界の即席めん市場を開拓し、日本を代表するグローバル企業と言われる同社だが、世界最大の即席めん市場となった中国でのシェアはどの程度かご存じだろうか。グループ企業を含めても十数%しかないのだ。
「アジアを制するものは世界を制する」時代はすぐそこまで来ている。日本企業はライバルとの競争に勝てるのだろうか。