2025年3月の第2週から第3週にかけては妙に慌ただしくも忙しい週でした。
まず10日の月曜日は大きな取引先の社長が来ました。
12日の水曜日は雑誌の取材がありました。
14日の金曜日は誰もが知る国民的人気番組の制作ディレクターが
来ました。撮影というか主にインタビューが中心でした。
翌週の17日月曜日はやはり別の取引先である会社の仕入れ担当者と、その会社のお客様代表の方が来ました。これらすべて普段の作業している中での応対でした。
どんなお客様がいらしても、私のやることはひとつです。
私が思う「もやし」とは何か?、、、、それだけです。
暗い栽培室(ムロ)の中、生育中のもやしを掴みながら話します。
お客様たちはもやしを覗き込みながら真剣に私の話を聴きます。
ときにはお客様が思い浮かんだことを質問して、私は生産者としてそれに答えます。
終わってお客様がお帰りになったあと、私はどっと疲れます、、、。
もともと人と話すのは得意な方ではないので、流ちょうに決まった言葉が出てこない中、
その時その時で精一杯にお客様に応えようとするから疲れるのでしょう。
でも気づきました。もともと得意なことではないのに、長時間もやしのことを話せるというのは、場所がムロというもやしの世界であり、実際にもやしを掴かみ、そのもやしを見せながら話しているからなのだと。つまり私はもやしからエネルギーを貰っていたからではないかと。
実際に遠くから来て、仕事の取引先であっても一般のお客様であっても大変満足してくださってます。これが営業といえどうかどうか?ですが、もやしに一番近いもやし生産者だから自分の言葉で思ったことを語り、それが取引先でもメディアでも一般の方でも届いたということじゃないでしょうか。